2020年下半期ニコマス20選+サムネ1選

新年明けましておめでとうございます<(_ _)>

昨年は本当に大変な一年になりました。
まだもう少しこんな状況が続くようではありますが、「明けない夜はない」と信じ希望をもって毎日を過ごしていきたいと思います。皆様もどうか健康に過ごされますように。
しかし、この言葉をこんなに実感する日がくるなんて、想像したことなかったなあ・・・


話は変わりまして
ニコニコ動画に投稿されるアイドルマスターの動画を「ニコマス」といいますが、半年分の動画を対象にした視聴者による人気投票企画「ニコマス20選」が今期も開催されます。
2020年の後半は「アイマス15周年イヤー」らしく公式からの話題の提供がとどまらず、あれこれと感情の忙しい日々を過ごすことになりました。
翻ってニコマスは前半のブームも一服し全体的に落ち着いた感がありますが、この機会に好きな動画の宣伝をさせていただきます(^^)


◆告知動画

◆公式ホームページ

基本レギュレーション

・対象は2020年下半期(7月1日~12月31日)に公開されたニコマス動画
・自身のセレクトを20作品以内でブログ・マイリスト等にて公開
・1Pにつき1作品(合作・別名義については別カウント)
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でも可)

※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります

2020年下半期ニコマス20選_レギュレーション - だっしゅ【12/26更新】 - atwiki(アットウィキ)

紹介する動画の並びは記事投稿時点での再生数順です。
それではどうぞ!

ニコマス20選

(1) クシカツP


アイマスKR」曲をロックにアレンジして熱く歌ってみm@ster。
ついでにKRの登場人物やストーリーを紹介する動画。
KRはロック。

(2) らぱーP


豪華客船・ビリオン号。旅行の合間に乗り合わせたこの船で僕は、死なせてしまったはずの “あの子” と、奇妙な密室殺人事件に遭遇する──
「ラスト・アクトレス」のウォーカー紬主演、ミリオン×『大逆転裁判』の架空戦記。各話10分ほどで第一章は全6回。

モチーフは『大逆転裁判』、システムは『逆転検事』ベースの原作準拠の演出がいかにも “失踪品質” で、その意味でもドキドキのサスペンスでしたが、まずは第一章、無事の完走大変お疲れさまでした!
多くの謎を残したまま第一章は完結し、むずむずウズウズが高まる中で第二章が開幕。今後の展開が非常に楽しみです(^^)

見終えた方はこちらもどうぞ →大逆転探偵 プロローグ&第一章 「はじめての再会の逆転」おまけ:らぱーPのブロマガ

(3) ゆっぴP


おしゃれでセンスの飛び抜けた美希のミリシタMAD。

(4) まさか!P


「深刻な素材過多」を地で行くアイマス混合MAD。
その選曲の妙と、歌詞合わせに持ってくるネタのレパートリーの幅広さ。ここまでくるともう何というか、驚くとかでなくただただ「すごい」としか言葉が出てきません。

うp主の動画ではもう一作「【アイマスMAD】俺たち中二病【Fourteen Sick】」とどちらを選ぶか非常に迷ったのですが、最後の決め手は「鹿とガチンコレスリング」でした(^^;
「なんだそれw」な歌詞に「なんであるww」な絵面。アイマスには、無いものなんて無いんだなあ・・・

(5) たいちP、まふゆ氏さん


カラスに狙われそうなPと海美の、見たら元気がもらえる踊ってみm@ster。
Glowマッチョってことなんでしょうか。「アイドルより輝くなw」言われてますけどw

Glow Mapで光りm@sterの先人 →【祝ミリシタ3周年】Glow Map踊って光ってみた - ニコニコ動画

(6) ごんざえもんさん


原曲MVをノクチルで再現(?)した静止画MAD。

シャニマスMADに感じる「さっき見た」感は、同じ素材を使った同じモチーフの動画がいくつも投稿されるためでしょうか。
この状況に既視感を覚えるのは、アニマスやデレアニ放映時にアニメMADをたくさん見たあの頃を思い出すからかもしれません。
そんな中こちらの動画は、登場したとたんあっという間に “手垢のついてしまった” ノクチルを題材にしていながら、とても「新鮮」に思えたんです。

厚みのあるストーリーと美麗な2Dアニメはシャニマスの華。
ですが、それに引っ張られすぎないこんな作品をもっと見てみたいな、という欲が…

(7) 組合長P、MCFP


美希の人力VOCALOIDカバー+MMD-PVに、うp主がコメントアートを盛り盛りした動画(の録画版)。
「味変」って言うじゃないですか。
コメントで動画を盛りあげられるのはニコニコならではですが、コメントで動画を変えられるのも、ニコニコでしかありえないことなんだな、と改めて。

(8) ポテたんさん、26K(にとろく)さん


2曲同時再生するタイプのiM@SHUPで全チームをつないでいく ”駆け抜けるim@sメドレー”。
BPMをあげた結果「きしめん」感出ちゃったところもニコニコメドレーっぽい。
ラストの流れは選曲が選曲だけに、コメも打てず見入ってました。

(9) 眠子さん


人力ボカロなJupiterのカバー曲。
登場からの10年間を乗り越えて今ある彼らの姿を振り返ったら、この歌詞にしかならないし、この歌声にしかなりえなかった、そんな説得力を見せつけられた作品。
選曲天才すぎません…?

(10) くろしおりさん


タイトルどおり「Glow Map」にのせた「大変な途中下車シリーズ」な鉄道音MAD。

夢を目指して懸命に走り続けたこれまでの日々の思い出が、そして出会ってきた笑顔と声が、新たな未来に向かって歩みだすための勇気をくれる、というGlow Map。
快適な旅程をサポートし、素敵な旅路を演出するかけがえのない旅の伴侶としての鉄道。
その二つへの想いと重なり合いを丁寧に描いた、あまり見ないタイプの “美しい” 音MADでした。

こんなご時世だからこそ、万感の思いを込めた「行ってきます」のひとことに胸を打たれる。
そのままCMに使われてもまったく違和感ありません。ありが39トレイン!

(11) あずまうどさん


描かれた文字を別の方向から見直すと、また別の文字が見えてくるという「アンビグラム」。*1
それをシンデレラアイドルの名前でやってみると… な動画。たとえばこのサムネの「もりくぼ」は、上下をひっくり返してみても「もりくぼ」になるというもの。
バチさんがアイドルの名前で似顔絵を描かれてましたが、それを初めて見たときに似た衝撃を受けました。幸子のとか普通に声出ましたし(^^)

(12) わんさかP、ほか


あかりんごの誕生日を祝って作られた、穏やかでおしゃれなオリジナル曲+手描きPV。

「憧れのあの子」に近づこうと衣装で着飾る様子を描いた本作。
Twitterで応募された「プレゼントしたい衣装」をファッションショーのようにくるくるお着替えする様子がとてもかわいらしく、それに「嬉しかったんだなあ」とも思えたんですが、一緒に送り主の気持ちまでこちらに届いてきて、見ていて胸がいっぱいになります。

(13) CYANGEさん、グリグリP、Oriensさん、ヒトコトP、プチキーマンP、dragontwo2p、赤ペンP、ととろP、明P、けるまP、まさか!P、囁雨P、れのP、こんにゃくP、終わり詩P、NormalP、リンスキー師範P、まれいさん、妖狐P、黒崎P、あーるだっしゅさん、光線P、もーめんとさん、炉々路さん、ろくげんさん、fuchiさん、火凛さん、tohanaさん、ファミエリP、ハバネロP、てつ(XIAO)P、ほか


LTD全曲のMADをつなぐアイマスMADメドレー。
いろんな曲と場面が次々つながっていく様子はさながら走馬灯のようですが、LTD自体がもはや懐かしい。
ミリシタが影も形もなかったころの曲たちがミリシタの素材で彩られる様に、今まで積み重ねてきた時間を感じる思いがしました。

(14) ランプキンP、Pセプターさん、ピロ彦P、格無しP、もりりんさん、森キノコP、マイケルさん、日干しだいずさん、早坂P、rariemonnさん、千秋楽太郎さん、くれりてさん、おくめんさん、おもちまるさん、鉄平P、コウサクさん、COMさん、ペッタンP


魔王討伐をめざして世界を股にかけたドット絵アイドルたちの旅もついにフィナーレへ。
響を勇者役に配したDQ3架空戦記。2015年5月から足かけ5年半、各話20分ほどで全24回。
あー、終わっちゃったんだ… という淡い喪失感からなかなか抜け出せません。
長旅大変お疲れさまでした。本当に楽しかったです。

(15) ❤︎さん


ウサミンの手描きアニメ。

冒頭で菜々が見ているのは「ブラウン管のワイドテレビ」なんですが、そんなところに妙に ”ウサミンらしさ” を感じたんですよね。
ウサミンというと「古い」「レトロ」が強調されがちですが、詐称できる程度には「新しさ」もあるはずです。「若さ」はともかく(?)「若々しさ」はあるというか。
え、ワイドだろうとブラウン管の時点でアウト?

(16) 螺旋王P


イベント「天塵」キービジュアルの完全再現なサムネが目を引く、ノクチルのMMD-PV。
『MUSIC DAWN』でゲーム内コミュと同じ「見る者のいないファーストステージ」を踏んだ4人が、いつかこんな光景を目の当たりにするその日まで…

(17) ヴジョーP


シンデレラネタのお笑いm@ster詰合せ。ツカミはOKでしたww

(18) しば漬けさん


「キクチゴールドへようこそ」ってタグ、めっちゃ久しぶりに見た気がします。
意外と最近の素材も使ってるのに、「在りし日のニコ動」を思い出させるこの “古臭さ” がたまらないw

(19) ごまP


これまで何に触れ、何を思い、どんな時を過ごしてきたか。
その人しだいで違ったものが見えるオールスターMAD、ですよね。

え、そういう自分には何が見えたのかって?
「夢」に決まってるじゃないですか(^^)
と言いつつ、初見時はなんでかエコノミーモードになっててよく見えなかったんですけど…

思い出ボムが炸裂しまくる公式の今までの歩みはもちろん、
この動画にはP活動の足跡である往年の名MADのサムネもたくさん登場するのですが、
↖↖↖↖↖↖↗↗↗↗↗↗↗」の絵がちらっと映ったのがうれしかったなあ。
'VerRock' me baby, tonight」ともども大好きな動画で、今でも見返します。

(20) 315プロ演奏企画


ハロウィンらしくコスプレ多め、各パートの映像をあわせて合奏してみm@ster。
「昔のニコニコみたい!」「これが川崎のハロウィンですか?」って思いました。

互いに面識はなくても、世事を忘れてみんなでワイワイ楽しめる「広場」であること。
それがYouTubeTwitterでは代えがたい、ニコニコの持ち味。
YouTubeTwitterはなんというか、各所に散らばった「お宅」にお邪魔する感じなんですよね。
たとえばそんな中で「YouTube版の週マス」や「ユーマス20選」ができるかとか考えてみると、ニコマスは「ニコニコでやっていること」にやっぱり大きな意味があると思うんです。

「ニコニコ(Re)」にリニューアルし、『週刊ニコニコインフォ』が始まり、と今のニコニコは模索を続けています。*2
動画サイトとしての最盛期をとうに過ぎた今、変えていかないといけないことはもちろんたくさんある。
それでも、ニコニコにはニコニコにしかない「よさ」があることを、どうか忘れないでほしい。

「変わりゆく景色 変わらない願い 自分自身の大事なとこブレずにいたいから」

その願いを込めてこの動画に一票。
見る専のくせになんだかんだ10年以上「プレミアムとかww」している自分ですが、そんな場があり続ける限り応援していきたいです。


サムネ1選

かわいらしいこちらにしました。イチャイチャしやがって!

ソーテルさん


あとこれ1選

MOR 山下七海さんのマスターソング特集回。


P寄りの方だと、自分と似たところを見て親近感がわいたりそのテンションのあがりようを面白がったり。
語彙力のある方の場合は、楽曲の解釈をきいてそれまで気づかなかった曲の一面を知ったり、それに気がつき言語化できる頭のよさにうならされたり。
どちらでもない方の場合は「この人この曲が好きなんだ」「他チームの曲も聴いてるんだ」みたいな感想をもつことが多いんですが。
この回は、その意味では独特でした。

恋を歌った歌詞にときめきを覚え、
大好きなアーティストからの曲の提供に飛び上がり、
落ち込んだときに聞いた曲に励まされ、
歌ってきた曲の歌声に何ごとにも体当たりだった往時の「私」を思い出す。

「私の今までを詰め込んだ曲を持ってきました」。

アイマス曲をこんなに思い入れたっぷりに、嬉しそうに語る姿が正直意外でしたし、なぜその曲がそんなに好きなのかの語りが、単なる理解を超えて胸に迫ってくるというか、アイマス曲を通して “一人の女の子” としての山下七海が見えてくる、というか。
一方で、こういう感想っていわゆる「キャラソン」にはあまり抱かないたぐいのものに思えるんですね。聴く人の人生への寄り添い方がふつうのアニソン・ゲーソンとは違っていて。*3

演者さんと楽曲を、それまでなかったような仕方で見直すことになった、いい機会であり、いい回だったと思います。
他では聞けないこういうお話が聞けるのも、やっぱりMORの醍醐味ですよね。


それから、こちらはYouTubeでニコニコじゃないので選外というか番外として紹介させてください。
(一応MORがらみです(^^;

多数のミリオン曲の作詞作曲、とりわけ「UNION!!」の作詞でおなじみ、Nostalgic Orchestraの藤本記子さん(キノコ先生)と福富雅之さん(アフロ先生)、それに香里有佐さん出演のこちら。
イベント『キノコ音学校』の特別回、の事前と事後のプレミアム配信。

「キノコ音学校」がどんなイベントかはこの事前配信の中で説明もされてますが、こちらも。

ミリオンの演者さんをゲストに呼んで曲づくりの実際を学ぶ、というセミナー形式のイベント。
この特別回は香里さんのほうから持ち込んだ企画なんですが、「ボーカル収録のディレクション」をテーマに、香里さんの歌がキノコ先生のディレクションによってどう変わっていくのか、歌い手とディレクターそしてそれを見守る受講生(視聴者)の全員がぶっつけ本番をリアルタイムで体験することとなりました。
上の動画はそのイベント本編の事前に行なわれた「企画発表会」と、事後の「感謝配信」のアーカイブです。

この「キノコ音学校」、講師はアイマス曲の作詞作曲者で、生演奏もあり(ゲスト演奏者にAstroNoteSやラムシーニさん等が参加することも)、歌うのはキノコ先生と演者さんたち。
アイマスの話が出ることもありますし*4、曲づくりの実際に触れることのできる、MORリスナーにとって垂涎のイベントと思います。
1/6配信のMOR「新春スペシャル」にキノコ先生も参加されるので、その人となりを知る予習または復習用にご覧いただければ。

以上です。

前回の20選はこちら。

*1:ぼくがアンビグラムを知ったのは、結城浩さんの『数学ガール ゲーデル不完全性定理[asin:4797352965] がきっかけでした。→今年も終わるので双倉図書館について今更ながら書いてみる - Ambigram Laboratory

*2:2021/1/4追記:模索の具体的な内容はこちらをどうぞ。これを(く)のときにできてたら…→【ゆっくり解説】2020年のニコニコの改善を振り返る! - ニコニコ動画ニコニコ2020年エンドロール - ニコニコ動画

*3:「always」なんてタイトル見ただけできちゃいますしね。担当の総選挙曲なのもありますが…

*4:アイマス公式にどこまで話していいか相談されたそうです。
そういえば、『今井麻美のニコニコSSG』でもアイマスの演者さんを呼んで話をする「アイマス回」では今井さんが「公式に許可をとった」と言うのを聞くので、曲を流すのがNGなのは知ってますが、話をするだけでもいろいろあるんだなあと。