近況

しばらく間があいてしまったのは、またいつもの大忙しです。
今回は新規プロジェクトに最初の検討段階から関わらせてもらっており、大変充実してます。出しつづけていた希望がついに通りました。ありがたいことです。


というわけでとりあえず、うちのPCの近況だけ。


ずいぶん悩まされていたプチプチノイズは解消しました。
PulseAudioをいろいろいじったんですが何をやってもダメで、結局、2.6系から3.0にkernelをバージョンアップしたらあらスッキリ。
そろそろ新バージョンも出ることだし試しにちょっとさわってみようかな、ということで一時的に入れ替えてみるつもりだったんですが嬉しい発見。というわけで、その後元に戻すこともなく。


また、USB接続のHDDが認識できない問題もありましたが、これも直りました。
修正手順は次のとおりです。/etc/modprobe.d 配下に「blacklist uas」と書いた定義を設置し、OSリブート。
日本語の情報では対処法を見つけられず、次のページを見て解決に至りました。→[ubuntu] Ubuntu 11.04 will not work with my USB HDD


それから、とうとうChromeをメインで常用するようになってしまいました。
FirefoxChromeの話は前にもしました*1が、ぼくがChromeへの乗り換えに乗り気でなかった最大の理由は、セキュリティ上の懸念です。ところが、「これはもう乗り換えるしかない」と覚悟を決めざるをえない致命的な問題が2つも起きてしまったんですね。
一つは、Firefox上のFlash動画で音が出なくなったこと。ニコ厨の自分にとって、これは致命的です。
もう一つは、Firefoxが大変不安定になり、おそらく、Xサーバを巻き込んでフリーズしたりダウンしたりするようになってしまったこと。症状としては、新しいページを新しいタブに開くと、たまに、画面がフリーズしたりログオフさせられたりします。「こんなもん怖くて使ってられるか〜!」というわけで、Chromeを使わざるをえなくなりました。


しかし、ChromeGoogle謹製のスパイウェア(?)です。
お聞き及びの方もいらっしゃるかと思いますが、Chromeでは、ページを開いたりリンクをクリックしたりすると、その人がいつどんなページを見たかの記録をGoogleに送信している、という話があります。その真偽を自分で確かめたわけではありませんが、Googleは少なくとも、ウェブ検索でそれと同じ事をしていること自体は公表しており、「Google オプトアウト」で検索するといろいろ出てきます。
それでちょっと調べたところ、Chromeオープンソース版であるChromiumからスパイウェア的な部分を除去した(という触れ込みの)「Iron」というブラウザがある、という話を聞きつけました。というわけで、現在はそれを利用しているところです。Ubuntuへの導入の仕方はこちら。→SRWare IronのUbuntu用パッケージを作成 - 憩いの場【Linux/Ubuntu】


Chrome(Iron)を常用してみて思ったことは以下。

  • 起動はたしかに速い。Firefoxは導入アドオン数により起動に10分とかかかるようになりますが、Chromeはあまり遅くなりません。
  • ページの表示速度はむしろFirefoxより遅い。開いてもしばらく真っ白だったり、表示されても無反応でスクロールできなかったり。エクステンションを入れているほど遅いですが、必要最低限まで減らしてもまだストレスを感じる。
  • エクステンションの機能はFirefoxに比べてまだ足りない(ゲームなど、自分の必要としていないものはかなり充実)。「Chromeウェブストア」というかたちでGoogleに管理され、Googleに都合の悪いエクステンションの取得に制約のあることもちょっと…

とりあえず以上のようなところで。