2013年下半期ニコマス20選+サムネ1選

2013年は上半期に「KAKU-tail Party」と「ウソm@sまつり」という大型イベントが集中したので、下半期は落ちつくものと思ってたのですが…*1
8月の「HaRuKarnival'13」が終わる頃には20の枠がかなり埋まってきて、夏のMMD杯はアイドルマスターが連覇、9月末には枠からあふれ始め。その後は良作があがるたびにひたすら、入れ替えるべきか、何と入れ替えたらいいか、嬉しい悲鳴をあげつつ悩む苦慮の日々でした(^^;
それでは、今回もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m*2


◆告知動画


◆公式ホームページ
https://nicomas20sen.blog.fc2.com/

基本レギュレーション
・対象は2013年下半期(7月1日〜12月31日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログ・マイリスト等にて公開
・1Pにつき1作品
※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります

ニコマス20選

  • (1) りる葉さん

「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」とは“天才”の異名をもつ下田麻美さんのものまねに対する賛辞ですが、そんな彼女でも越えられなかった「性別の壁」。
さて、こちらのりる葉さんがどうだったかは、聴いてみてのお楽しみ、ということで。ぼくの感想ですか? この気持ちを今あえて言葉にするなら… 「敢闘賞」かな?と(^^;

  • (2) tongariP

一言でいえば、「ニコマス世界の車窓から」。東京は多摩中心に駅周辺の風物をさんぽしながら一回約3分で紹介する旅m@s動画シリーズも今回が最終回。*3
この作品は玉川上水沿いの道で学校へ通っていたぼくにとって正に思い出ボム。見覚えのある風景を見かけて懐かしさを覚えるとともに、この穏やかな作品の雰囲気が一服の清涼剤として、あがるたびに毎回癒しを与えていただいてました。
本シリーズが終わってしまうのは大変寂しい限りでかなりしんみりしてしまいましたが、別シリーズの『如月千早 72の営み』はつづいてますし、tongariPにはまだまだお世話になりますよ! ひとまず、えきぽつ!

  • (3) into_the_blueさん

独特の映像美に引き込まれる野生のシャフト、美希の『Sis puella idol!』。
ド直球のイイハナシ、中の人なら一緒に泣いてる気がする、響の『母の再婚』。
そして本作、ほとんど主演映画のエンドロール、貴音の『私には秘密がある』。
プロジェクトフェアリーの3人それぞれに焦点を当てた短編ノベマスをたてつづけに投稿され、いずれもそれぞれ違った魅力があって甲乙つけがたかったのですが、最終的にこちらを選ばせていただきました。初見の際、不意を突かれて感動してしまったので(^^; 未見の方はぜひ3作ともご覧になっていただければ。

  • (4) 天下P

2012年夏の「im@s納涼祭」に始まった、雪歩主演の吸血鬼物語なホラー風ノベマス。一回10分ほどで全5回。
セリフの出し方、BGMの選び方、そしてもちろん画面の見せ方。これはもう、ノベマスというより映画を見ている気分。天下Pのノベマスはそのモチーフにハッとさせられることが多いのですが、今回はさらに一歩踏み込んで、ゾクッとさせられた作品でした。

  • (5) 破壊光線P

レッドショルダーのボカマスMMD-PV。
その表情と演出に心臓を鷲掴みされて、一瞬ほんとに止まりそうに感じました…


  • (6) ひけふP

貴音のかわいい持ち歌『フラワーガール』をポップにアレンジした楽曲作品。
いつもなんとも言えない味のある手描きの絵をつけてアイマスREMIXを投稿されるひけふPですが、今作はかなり明確に“ストーリー”を意識されてまして。
「あなた=らぁめん」という解釈がいかにも貴音。このアレンジがそのウキウキ期待に満ちた心境を表現しているようで、サビに合わせてノリよく食すww 正に「音“楽”」な作品でした。ほんとTANOSHIIです(^^)

  • (7) 万年P

伊織がGMを務めるTRPGの卓m@s動画。プレイヤーは春香、千早、涼、真、小鳥さんの5人。2010年10月に始まり亀らしい冬眠を何度かはさみつつ(^^; 足かけ3年、GM伊織の第三セッション全5回、計1時間半の物語がとうとう完結。
今回のラスボスバトルは万年Pのかわいらしい絵が「誰がここまでやれと言った」レベルでグリグリ動くので、製品版のアニメかゲームかそれとも何かの舞台を見ているような気持ちになりました。


「ゲームの“楽しさ”って何だろう。どうすればみんながゲームを“楽しめる”ようになるんだろう」
万年Pの作品は、他の卓m@sが自明の前提として振り返ることのないそんなテーマを追いかけていて。悩む伊織にPや小鳥さんやみんなが、アドバイスしたり背中を押してくれたり一緒に悩んだりしながら、一歩一歩成長していく「卓上ゲームをモチーフにした青春ノベマス」の趣があります。
卓上ゲーム愛好者であるぼく自身同じようなことで悩んだ経験があるので(作中の伊織や回想シーンの律子と同じぐらいの頃の話ですが(^^;*4、とても親近感を覚えると同時に、伊織と周囲の人々のあたたかさ、そのやさしさにジーンときたりホロッときたり。すばらしいお話をありがとうございました。*5

  • (8) あをきさん

神崎蘭子の激しくて中二かっこいいロックな持ち歌を「弾いてみた」ニコマス楽団作品。
今期は本作も含めアイマスの演奏してみた動画が元気で嬉しい(^^)

  • (9) 総帥たんさん

攻殻機動隊最終兵器彼女かはたまた銃夢か、という感じの真の手描きアニメ。おしゃれでかっこいい。

  • (10) プロディP

2010年から続いたノベマス『秋月律子 最後の事件』がこちらもついに終幕。
沙粧妙子-最後の事件-』というTVドラマを下敷きに猟奇的連続殺人事件を追う刑事たちの姿を描く、残酷描写の頻出するハードなサスペンスもの。外伝や「言い訳動画」(^^;を含め全32回の一大長編です。
アイドルたちが加害者・被害者に配されて凶行に及んだり無残な姿を晒す様は胃にも心臓にも悪く、苦手な方は遠慮いただいたほうがよいと思います。*6 ぼく自身正直目を背けたくなることも多かったのですが、一方でその物語に引き込まれている自分がいて… 最後まで目を離すことができませんでした。


  • (11) いけP

いけPのいい声によるアイマスライブ・サイリウム振り方講座。
「ライブ楽しいよ!みんな行こうぜ!(マナーは守ってね!)」というのが趣旨なんですが、こちらを見ているだけで十分楽しくなれるいい動画だな、と(^^)

  • (12) 梅毒マンさん

タグにもあるんですが、「これはひどい」としか言いようがないww
その雰囲気から昨年見たこちら(→iM@S UNION - ニコニコ動画)を思い出したんですが、これだけのハイセンスで、いったい伊織に何をさせるんだ、と。しかもこれ、美希、フタの上に座ってるんですよ。いかにも美希らしいというか何というかですが、それでこんな目に遭った伊織があまりにかわいそう。
いや、それ見て大笑いした自分はなんなんだって話ですが…(^^;

  • (13) 街道P

im@s架空戦記シリーズ『街道m@ster』、一年越しの続編です。
今回は(今回も?)戦慄を覚えるような描写が物語の全編に渡ってギリギリのテンションで繰り広げられるため、鳥肌の連続で息つく隙がありませんでした。これはもうほとんどサスペンス。愛ちゃんありがとう、いてくれてよかった…。

  • (14) シーバスP

今期いちばんリピートしたのは、シーバスPのこちらのコラボPV。
たくさんの元気を分けていただきました!!(^^)

  • (15) ポッキーさん

アニマス前半OP『READY!!』の「曲」にシンデレラガールズモバマス)の『輝く世界の魔法』の「歌」を合わせたマッシュアップ楽曲作品です。
こんなにぴったりハマるものなんですね。違和感がまったく仕事をしてくれませんでした。逆バージョン(→輝く世界の魔法 765AllStar Ver. - ニコニコ動画)を聴くと、二つの曲が単に似てるからではなくて、“この組合せだからこそ”奇跡的にハマったのだということを理解できたように思います。


  • (16) grasshopperさん

美希の歌う「きゅんっ!ヴァンパイアガール」にリズム天国を合わせた、そこぬけに楽しい音MADです(^^)
「聞いたら頭から離れなくなった」と書かれていますが、この曲って一度耳にするとノリのよさに強烈に惹きつけられるんですよね。この作品を通して、アイマス曲の楽しさが多くの人に知られるようになれば嬉しいなあ。さん、ほい♪

  • (17) 誰ださん*7

サムネに見える「www」やコメント数がすべてを物語る、最高にバカバカしい千早主演のアイマス紙芝居。
芸人扱いされたら怒るくせに、天丼に前フリ拾いとか、他の何者でもないじゃないですかー(^^;

  • (18) syu-kaP、けまり部P

「HaRuKarnival'13 -Last Live-」のアンコール、5年間つづいたハルカニ全演目のトリ中のトリとして用意された本作。内容はそのタイトルどおり、一曲一曲がラスボス格な公式曲の765プロオールスターメドレーをMAD-PVにしたもの。


「愛と工夫でジョーデキ」とはこの作品を指して言われた歌詞ではないかと思えるほど。
本来5人までしか並ばないステージで13人全員が歌い踊る壮観な光景はもちろん、『CHANGE!!!!』のあのごちゃごちゃ感など、ライブのアンコールの“あの”ステージをなんとしても再現するんだという執念を見せつけられた思いがします。
そして『Thank you!』の頭上からぐるっと回り込むあのカメラ! いったい何をどうしたらこんな映像ができあがるのか、「やべえええええ!」とテンションがあっという間に持っていかれました…

  • (19) ストラビンスP

タイトルどおりのMMDを使った演芸m@ster。
キャラネタ、中の人ネタ、そして笑点ネタ。キャラはめがばっちりで何から何まですごく“らしく”て楽しい!w つづきのうpを首を長くしてお待ちしてます。

  • (20) MilaNさん

こんなにかっこいいアニマスMAD、見たことありません。

サムネ1選

  • むろP

あたたかなセピア色のこの一枚の絵が、この作品のすべてを表わしているように思えて、どうにもぼくの心をとらえて離さないのです。
「またね」って、いいですよね。

選外作品の特別ピックアップ

今回も、惜しくも選外にさせていただいた中からどうしてもこれだけは、というものをここで紹介させてください。

  • てつまこP

まだまだ数少ないライブレポ動画。場内撮影禁止のため入場や物販の様子とフラワースタンドを映したものが多いですが、ニュースサイトやblogのレポート記事よりも臨場感があるので楽しみに見させていただいてます。
こちらはベテラン旅m@sPだけあって構成に凝られているだけでなく、取材(!)までされてて純粋に興味深かったです(^^)
8th福岡ではライブ会場まで自転車で何日もかけて遠征された方がいるという話も耳にしましたが、道中の様子を動画としてうpしていただいてたらいい自転車旅行動画になってただろうなあ、と。*8

最後はこちら。アイマスPBによる演奏会の模様。
こんなふうに「みんなで楽しむ・盛り上がる」を目指す姿勢が素敵だな、と。そして皆さん楽しそうで何より(^^) 見に行ってみたいなあ…

あとがき

2013年はたくさん動画を見て、たくさん笑って、たくさん2828して、たくさん鳥肌が立って、ちょっとだけ泣いた(^^; 一年でした。それと、もじゃさんの「今日の架空戦記」やターンKさんの「アニマス実況」など、生放送も楽しませていただきました。*9 これだけ見るものがあって充実した日々が送れるのは、ひとえに投稿・放送される方々があればこそ。ほんとにありがとうございました<(_ _)>
2014年のアイドルマスターは、アニマス再放送の後半戦とぷちます一期再放送、アニマス劇場版の公開、8thライブBDの発売とSSAライブ、春にはぷちますニ期の放映にシンデレラの単独ライブ、そして新作ゲーム、…とイベントが目白押しで正直目が回りそうです(^^; ニコマス的にはそれだけ素材も増えて、ますます楽しい動画・すごい動画が製作されつづけていくことと思います。今からワクワクして仕方ないw
本年も、楽しい一年でありますように… (とりあえず1/1はニコ厨らしく総決算動画をハシゴしておりました(^^;


前回のニコマス20選(2013年上半期)はこちら。

まとめ動画があがったので私選SIDE-Bを公開しました。

次回のニコマス20選(2014年上半期)はこちら。

*1:SIR2013がうpされたので見ていたら「例年ならこのポイントでも1位だった」というコメントを見かけたのでちょっと気になりまして、過去に遡って1位のポイントの変遷を確認してみたところこんな感じでした。2007年 96804pts、2008年 69900pts、2009年 63156pts、2010年 28081pts、2011年 52182pts、2012年 52378pts、2013年 97052pts。最上位レベルだけ見ると例年の倍近く、過去最高のポイントを叩き出したことになります。
…ただ、これはMMD杯効果でして、最上位付近以外は例年並みか減少傾向。このあたりの統計を見ると、これはアイマスに限った話ではありませんが、落ちつき気味というのが全体的な潮流なのかな、と(2010年は丙午なので…)。→ASCII.jp:「アイドルマスター」はニコニコ動画の遊び方を作った (1/2)【ニコニコ統計】全動画対象のカテゴリタグ分析をしてみた【祝sm2000万】 - ニコニコ動画【みんな、しわっす!4】アイドルマスター集計してみたよ! - ニコニコ動画The Nicom@s Report ver.2012 - ニコニコ動画

*2:並び順はこの記事をあげた時点で再生数が少ない順となっています。
また、アイマスニコマスをよく知らない人に向けた「ニコマスってこんなに楽しいんだよ!」という紹介記事を兼ねているつもりなので、ジャンル・キャラ・投稿月・投稿者のバランスを気にして選んでいます。見た割合で言えばやっぱりPV系が多いのですが、それだとPVばかりになっちゃうので…。過去に選出したPは優先度をやや下げてみたりとか。それでもどうしても選びたいものは選んでますが(^^;

*3:そう言えば『世界の車窓から』もこないだ最終回でした。それに合わせて、というわけではないのでしょうが(^^;
ところで、今回の舞台となった立川は友だちのいた町で、よく遊びに行ったことを覚えています。公民館に部屋を借りて卓上ゲームやったりとかもしたなあ…

*4:買ってきたゲームで遊びたい。けど、都合があいそうなのは卓上ゲームが趣味というわけでない友だちや弟たち。相手が楽しんでくれないと自分もゲームを楽しめない。じゃあどうするか。
…それで当時考えたのは、(1)初回はできる限り負ける。(2)相手の好手をとにかくほめる。(3)行き過ぎない程度に強調して演出する。ということだったと覚えています。「勝てば嬉しい、負ければ悔しい」というのはやっぱり真理なので、いきなり負けると興味を失っちゃいますし、淡々としたプレイも「つまらない」と思われる。なのでそうならないように気をつけた、と。
デートの掟に似てると思われるかもしれませんが、結局のところ卓上ゲームも人間関係、人づきあいの一種なんですよね。

*5:卓m@sからどちらにするかで悩んで、前回選出済みだったこともあり今回は選外とさせていただきましたが、里|ω・)Pのこちらも捨てがたい良作でした。→【卓M@s】仁奈と楓が奏でる『うたかぜ』パート1【ウタカゼ】 by ぽかぽかさとぴ アイドルマスター/動画 - ニコニコ動画 ほのぼのほっこりする童話を見ている気分で、昔あった『二つの川の物語RPG』がこんな雰囲気だったな、と。

*6:最終シリーズの『ウロボロス』はR-18成分も(レズですが)ややあるのでそっち方面もご注意。この方にしては落ち着いてるほうですが、シリーズ初期には“作者の割にまとも”という理由で「病人の本気」なんてタグがつくこともありました(^^;

*7:しかしこの投稿者の方、ほんとどなたなんでしょうか。この画力や話づくりのうまさからしてプロの方かと思いましたが。投稿用の即席アカウントっぽいですし…

*8:特にやはり、こちらを見てその思いを強くしました。→原由実さんによるファーストピッチセレモニー[2013/6/29 QVCマリン] by you202 スポーツ/動画 - ニコニコ動画
原由実さんが始球式をやったときの映像なんですが、この動画を見たときの驚きといったら! 何に驚いたかというと、その投稿者。「you202」さん、古参ユーザーの方には「ミク日本一周の人」と言えばわかるでしょうか? 自分がニコニコで旅行動画を見るようになったきっかけの方です。そしてこの後、中断から4年越しで日本一周動画の投稿を再開! 懐かしさとうれしさがこみ上げてしまいました(^^) そういえばこの方、アイステ+にもメール投稿して読まれてたような…

*9:だからこそ、うちのADSLの低速回線をこんなに歯がゆく思うはめにも陥ったのですが…(ーー; ちょっと高画質のサイズの大きい動画が流れるとすぐtmt。そろそろ年貢の納め時ですかね…