蛇口も壊れた

生活リストラの最終回をやろうかと思っていたのですが、本日別にやったことがあったので忘れないうちに近況報告です。
流しの蛇口が、固く締めても水が止まりにくくなってきたので、ネットで調べて自分で直してみました。


まずは調査、「蛇口 水漏れ 修理」みたいな感じで検索して原因と直し方のあたりをつけましたが、引いてきた話がそもそもうちに当てはまるかわからないので、蛇口の型番も確認。TOTOINAXのような有名な会社のものではなかったので少し手間取りましたが、結局ごく一般的な蛇口であることがわかり、次のステージへ。
次は専門家に任せたほうがいいかどうかの方針決定ですが、調べたかぎり簡単に直せそうな感じだったことと、この内容でも業者に頼むと5千円〜1万円ぐらいとられてしまうらしいということで、自分で修理してみることにしました。
それでいよいよ作業の準備です。


まず、工具と部品を購入。工具はあの斜めを向いた大型のペンチのようなやつです。掴む幅が変更できて、ワニの口みたいな感じのアレ。「ウォーターポンププライヤー」という名前であることは初めて知りました。それと、「コマ」という、たしかにコマのような形をした蛇口の部品。これが経年劣化すると蛇口の締まりが悪くなるそうです。いずれもホームセンターや近所の金物屋(いまどき近所に金物屋があるところのほうが珍しい気もしますが)で買う場合の相場に比べて安いらしいので、楽天市場で送料含めしめて千円ほどで買いました。
次に「止水栓」を探しました。水を止めずに蛇口を分解すると大変なことになるのはわかっていて、その水を止めるスイッチを止水栓と呼ぶことはコマ修理の説明記事にはたいてい書いてありました。が、それがどこにあるかわからなかったので、探し方を「止水栓 場所」として検索してもいいものがヒットしません。いくつか見ていく中で「水道メーター」に触れている記事があったため、これは何だろうと調べたところドンピシャリ。要は、水道メーターの横に栓があって、それをひねれば水は止まる、と。水道メーターは専門的には「量水器」というらしいので、その名前で検索してもいいかもしれません。
そして、工具と部品が届き、時間に余裕のある本日、作戦決行です。


水道メーターがどこにあるか家のまわりをぐるぐる歩いて見たところ、玄関の廊下の柵の外、微妙にシダが繁っている暗い草むらの地面にあるのを発見。とはいえ、ふた月に一回は水道代の検針で人が見にきているため、その周辺だけ背の低い草が生えており少し開けていました。地面に長方形の鉄のフタがはまっており、そこに「量水器」の文字が。これを持ってきた工具でひっかけて開けたところ、…メーターのフタに全長1mmぐらいの小さな虫がムシムシ言うほどみっしりむらがってウゴウゴ蠢いていたので、瞬間血の気が引きました(ーー;
虫にはさわらずにメーターのフタを開けてみると、たしかに記事で見たとおり、「パイロット」と呼ばれる六角形の金属が少しずつ時計回りに回っています。本当に止まるかどうか気になっていたので、先に家の流しで蛇口の下に風呂桶を置いて、チョロチョロ水を出しっぱなしにしていました(この水は後で打ち水に使います)。水が流れているとこのパイロットが回るとのことなので、栓を締めれば回転が止まるはずです。
メーターの横には泥で汚れたネジ巻のような栓があったので、これが伝説の止水栓か、と思い、えいやっ!とひね、ひね、…ひねれない。しばらく使われていなかったからか、ガッツリ固まってしまっていて簡単にはひねれません。熱い日差しの中ふんばること5分間。汗だくになりながらの最後のひと押しで、ようやくパイロットが止まってくれました。
流しに戻ってくると、たしかに蛇口の水が止まっていました。あとはネットで見たように、蛇口の栓を上から外していくだけ。するとたしかにコマが出てきましたが、特に割れてもすりへっている様子もありません。壊れてないんじゃないかなあ、と思いつつも、せっかく買ったので新しいのに取り替え、また栓を戻してみたところ、あまりギュッと締めなくても水が止まるようになりました。


なんとなく今回は、交換しなくても締め直すだけで修理できたんではないかと思うんですが、とりあえず直るは直ったのでめでたしめでたし、ということで。