生活リストラ作戦(1)

GW中にやっていたこと第二弾。生活経費のリストラ(見直し再構築)について。
長くなるので分けました。まずは銀行編。


…の前に。下記リンク先の記事があるのを知ったのはつい最近なんですが、ちょっと驚きました。ぼくがやったこととほぼ一緒だったからです。

きちんとリサーチすれば、落ち着き先はほぼ一緒ということなんでしょう。
ぼくと元記事の方とは前提がいくつか違っていて、その部分のために実施したことの内容が異なっている部分もありますので、ぼくの書き物は補足的な感じで読んでいただければ。

銀行

見直し前:

銀行 種類 主な用途
スルガ銀行(メイン) リアル 給与振込先,クレジット支払(スルガJCB),家賃振込
三菱東京UFJ銀行(BTMU) リアル クレジット支払(三菱東京UFJ-VISA/ソフマップJaccs),他者宛各種口座振込
ゆうちょ銀行 リアル 各種公共料金自動引落し,親への仕送り

見直し後:

銀行 種類 主な用途
住信SBIネット銀行(メイン) ネット 給与振込先,クレジット支払(楽天VISA/セディナOMC/ファミマT),家賃振込,自分宛各種口座振込
スルガ銀行 リアル クレジット支払(スルガVISAデビット)
三菱東京UFJ銀行(BTMU) リアル クレジット支払(三菱東京UFJ-VISA/ソフマップJaccs),他者宛各種口座振込
ゆうちょ銀行 リアル 各種公共料金自動引落し,親への仕送り


新しく住信SBIネット銀行に口座をつくり、そこをメインにすることにしました。


住信SBIネット銀行の自分にとってのメリットは主に3つあります。「他行振込手数料がかからないこと」「預金金利が高いこと」「SBI証券と密に連携できること」


運転資金がおさえられるからでしょうが、リアル銀行よりネット銀行の方が手数料も金利も有利です。
ネット銀行の普通預金金利は、リアル銀行の定期預金金利に匹敵します。ネット銀行の定期にいたっては、公社債をのぞけば並ぶものがありません。住信SBIの場合、SBI証券にも口座を持っていると「ハイブリッド預金」という利率上乗せの普通預金(?)が利用できます。これはSBI証券で買付余力として計上され、SBI証券での取引に便利です。
また、家賃の振込はスルガから自動送金で行ってましたが、月5万の家賃に対して振込手数料が500いくらかかっていました。手動で口座振込する場合の手数料はたしか210円だったと思うので、通常料金に自動送金処理分の+αが上乗せされていることになります。これが住信SBIなら+αがいらないばかりか、たしか月に3回まで他行振込が無料になるため、その範囲内であれば家賃振込が手数料0で行えます。
手数料と金利の有利さからネット銀行をメインで利用することは最初に決めており、どのネット銀行にするかはいくつかある比較サイトを参考にしました。他の候補は新生銀行楽天銀行だったんですが、楽天銀行はこのごろサービス改悪がつづき評判が悪く、新生銀行住信SBIに引き比べたメリットとして説明されていることがBTMUやゆうちょに口座をもつ自分には利点とならず。


上記のようなことを考えると、リアル銀行にお金を預けておく理由はほとんど無くなったと言っていいと思います。というわけで、既存銀行口座の使い分けについては次のような感じになりました。
どこでも引き落とせて安定性も高く安心感のあるゆうちょの口座は、親への仕送りに継続使用。
ネット通販、また友人・同僚の飲み代の清算で口座振込をすることがありますが、メガバンクに口座があると自行宛口座振込手数料無料が効いてきますので、メガバンクの中のメガバンクであるBTMUの口座を維持することには一定の利点があります。
上記のような利点がなく、その他のサービスの面でもメリットのないスルガ銀行は意味がなくなってしまったので、しばらく休眠させることにしました。
使わないから解約する、というのは潔い態度と言えるかもしれませんが、銀行口座の解約はいくつかの点で不利です。解約手続き自体に手間がかかるというのもありますが、ペイオフを見越した資産の分散対象として残しておくことに意味はありますし*1、解約で信用に傷がつくという噂もきいたことがあります。後から何かの理由で復活させる可能性がないとも言えないので、預金がボッシュートされるとかいったことがないのであれば、使わない口座は解約せずそのまま寝かせておいたほうがいいと思います。


それまでメインで利用していたスルガ銀行への思いはしかし、多少複雑なものがあります。
金融機関に不案内な方はよく知らないと思いますが、スルガ銀行メガバンクを超えた日本でも随一の先進性・先見性を備えた銀行であり、その点は今でもとても高く評価しています*2。リアル銀行の中でこの点においてスルガを越えるところは寡聞にして知りません。ですが、さらに先進的かつ有利なネット銀行が他にあるようになった現在、その存在意義が色あせてきたこともまた否めません。
また自分としては、それまでメインのクレジットカードとして使用していたスルガJCBカードに関して少々のトラブルを経験したことが、この銀行に対するイメージダウンにつながりました。
さよならは言いません。しばらくのあいだ、おやすみ、ということで…。

*1:預金残高によってペイオフを気にする必要の有無が変わりますが…。

*2:スルガには「インターネット支店」というものがあります。リアル銀行によくある「ダイレクトバンク」「インターネットバンキング」はリアル銀行の口座にネットからアクセスができるよというだけのものですが、スルガのインターネット支店はそれとは異なり、要するに「ネット銀行版スルガ」なのです。手数料や金利も、なのでネット銀行に準じていて評判がよいです。こうしたものを早い時期から用意できることは、この銀行の「強み」だと思います。