遅読の原因

ぼくは本読みのくせに速読ができない人間で、「遅読家」を自称しています。人が2〜3時間で読めるというものを読むのに、その3倍の時間がかかることもしばしば。なんでこんなに読むのが遅いのか、考えてみたことを以前本館のほうに書きました*1
ところが、どうも、見落としていた原因が一つあることに気がつきました。


「目が悪い」


これです。


ぼくは視力が0.1もなく、3m離れると人の顔がボヤけるぐらいのド近眼(+乱視)なのですが、昔っから大のメガネ嫌い。
すでに近視が進んでいた高校入学後しばらくの間もそのためメガネを持っておらず、クラスの席替えで教室の後ろのほうに席が決まったときに「それじゃ黒板が見えない」と担任の先生に泣きついて、それを見かねた女友だちに席をかわってもらったという恥ずかしい経験があります(^^; それを機にメガネを購入しました。
しかしメガネを買ったからといってメガネ嫌いが治るわけでもなく、原則的にテレビやPCの画面を見るか車を運転するとき以外はメガネをかけずにずっと過ごしてました。一度コンタクトに変えようと思いたってがんばってみたのですが、ハードコンタクトは痛くて×、ソフトも慣れずに半年で止め、という結果に。


もちろん本を読むときも裸眼で読んでいたんですが。この頃仕事の勉強をしているときに、PCの画面と手元の本をしばしば対照させながら読んでいて、その際にいちいちメガネをかけたり外したりするのも億劫なので、メガネをかけて本を読んだんですね。そうしたら、……スラスラ読める(ーー;
そうか、目が悪くてページの全体を見通せないから、斜め読みができなかったんだ。
いやあ、ショックでした。まさかそんなことだったとは、何年ものあいだ遅読で悩んできたのはいったいなんだったんだ。そして、本を読むのにさえメガネをかけなければいけないかと思うと……。

*1:本館にある書きものは、本館を閉じることになったらできる限りリライトしてこちらに転載しようと思ってます。