THE VOC@LOIDM@STER ~ボカロとアイマスのPさんたち~

先日、9/15〜17にかけて、VOCALOID×アイドルマスターのクロスオーバーなニコマス*1動画投稿イベント「Voc@loidM@ster祭り8」が開催されました。

グロック式のイベントで、投稿された動画はこちらから確認することができます。→キーワードで動画検索 Voc@loidM@ster祭り8 - ニコニコ動画


アイマスPでありボカロファンであり、NNI(ニコニコインディーズ)までチェックしているニコ厨であり。越境大好物のぼくですが、この機会に自分も何かできないかと。
・・・いうわけで、次の記事の番外編として


ニコマスPが関わったVOCALOID動画」
「ボカロPが関わったアイドルマスター動画」
の紹介をしてみることにしました。
完全に急な思いつきなのでネタのストックが無く、記憶の糸をたぐりたぐりキリよく13人*2の方を選んでみましたので、どうぞ。

(1) わかむらP

トップバッターはやはり、元ニコマスPで現在はMMD-PV作者として著名なこの方。
わかむらPの製作されたアイマス動画は、映像のプロになる際“けじめ”としてご本人が削除されたのでほとんど残っていません。
他の方との共作、またはわかむらP作品を流用した動画(ニコニコランキングなど)から往時の様子をうかがい知ることができます。

両方とも映像

(2) まらしぃさん

おつぎはピアノ奏者として有名なこの方。

作詞作曲

ピアノ

(3) シカクドットさん

以前は「オーロラ色P」というP名で活動されていたボカロPの方。
シンデレラのアニメ化以後、シンデレラ楽曲のアレンジ作品をしばしば投稿されるようになりました。

作詞作曲

編曲

(4) ひけふP

REM@STER-おれ」という特徴的なサブタイトルでアイマス楽曲のアレンジ作品を投稿されるニコマスP。
自作のゆるい手描き紙芝居ふう映像をつけられていることも。

作詞作曲・え

編曲・え

(5) toaiさん

落ち着いた作風の手描きアニメをつくられる映像作者の方。
ニコニコではもともとボカロ曲のPV作者としてデビューされ、いまだコンスタントにボカロPVをつくり続けられています。

両方とも映像

(6) 立秋さん

ご自分で絵も描く、いつもかわいらしい曲をつくられるボカロPの方。
ニコマスではこの一作、竜宮小町のイメージソングを製作されました。

作詞作曲

作詞

(7) (∵)キョトンP

おしゃれなボカロ曲を製作されるボカロP。今はNNIで主に活動されています。

作曲

編曲

(8) コワレミクP

MMD-PVの制作者として有名ですが、ご自分で曲もつくられるボカロPの方。
アイマスの動画も以前からつくられており、近年はスケールの大きい東方MMD-PVを製作されてたので、いわゆる“御三家”の動画作者と言ったほうが適切かもしれません。

両方とも映像

(9) deadblue238P

商業MVかと見まがうほどの技巧を凝らしたおしゃれなPVを製作されるニコマスP。

両方とも映像

(10) 機能美P

モーショングラフィックス」とか「キネティックタイポグラフィー」と言ったと思いますが、キャラのシルエットや文字を自由自在に操っておしゃれで楽しい“小咄”ふうの映像をつくられる方。
ボカロ方面だと、Mitchie Mさん曲のyama_koさん製作PV*3のサムネのデフォルメキャラ「くーちゃん」の生みの親でもあります。

両方とも映像

(11) Gたま(ネコ系)P

Mitchie Mさんつながりで。
MMD-PV作者であり、そして昭和の日を記念する「ニコマス昭和メドレー」の創始者
・・・代表作を並べてみただけですが、ものすごい取り合わせですね(^^;

両方とも映像

(12) わなP

ニコニコオーケストラ、超ニコニコ管弦楽団、そして最近はNiconico Sounds in Brass、といったニコニコで人気のある楽曲のオーケストラ演奏会を主催されている方。
アイマスでは演奏会映像のほか、アイマス楽曲アレンジやその楽譜の頒布の動画などをあげられてます。

両方とも指揮・編曲

(13) dbdbP

トリはこの方。

両方とも映像


dbdbPは、個人的に思い入れの深いニコマスPです。

ぼくは2011年のアニメがきっかけでアイマスのファンになり、その流れでニコマスを見るのが日課になりました。
ことアイマスがからむと途端に涙腺の弱くなるぼくですが(^^; ニコマスを見て涙が出ることも、なんだかんだとよくあることでして…
見て泣いた最初のニコマス作品は、dbdbPの「君がのヮのな物語」でした。削除をくらってほんとに「がびーん」って音がしそうなほどショックを受けた最初の動画でもあります。
もう一度、見たいな・・・

シンデレラ4thライブBD、SSA二日目のオーディオコメンタリーで、アナスタシア役・上坂すみれさんが大略次のようなことを言われていました。(発言の主旨に言葉尻を合せてます)

シンデレラガールズのライブに出ると、自分がちょっといい人間になったような気がするんです。

アイマスの曲は歌詞がポジティブなので、それを思いを込めて歌っていると、そのあいだだけは善人のような心持ちになる、という話なのですが。
シンデレラが1st以来ずっと某夢の国を意識したライブ演出をしていることとあいまって、この話を聞いててふと思ったのは、たしかに「アイマスに関わると、自分が夢の国の住人のような心持ちになる気がする」なあ、ということでした。

某夢の国には「カストーディアル」というのがありまして。要は「清掃員」なんですが。
カストーディアルさんに対して、会釈したり手を振ったりしたことって、ありません? ・・・ぼくはあります。一方、他の遊園地やテーマパークで、清掃員さんに対して同じようなことをしたことがあったかと言えば、大変申し訳ないのですが、記憶にありません。とっていた態度はおそらく、いわゆる「儀礼的無関心」です。
夢の国では、あの空間一帯に“魔法がかかった”ようになっていて、自分の気持ちもふだんに比べて全然ふわふわしていて。
その場所で出会う人は、清掃員も「単なる清掃員」じゃありませんし、ぼく自身「単なるお客」じゃなくなっている。そんな感じがします。それこそ、同じ夢の国の「住人」なのですから、挨拶しても別段おかしなことは何もないのです。

アイマスもこれと同じところがある、と思ったんです。
他のコンテンツのイベントやライブに行き(行ったことありませんが)、近くを演者さんがトロッコか何かで通りがかったとして、ぼくがアイマスで同様のシチュエーションだったときの心境や表情になるか、と言えば、ならなさそうです。周りの席の人に「本日はよろしくお願いします」と挨拶して名刺を渡すかと言えば、しないと思います。
アイマスとなると、なぜだか急にキャラクターや演者さんに対して「親心」のようなものが湧いてきて、接し方が変わるのです。*4 「プロデューサー」には“魔法”がかかっていて、「単なるお客」でも「単なるファン」でも無くなるのです。
シンデレラでは「プロデューサーが私たちに魔法をかけてくれる」と演者さんの言うのを聞くことがありますが、その空間で魔法にかかっているのはキャストだけでなく、ゲストであるこちら側もそうなんです。その意味でも、同じだなあ、と。

*1:ニコニコに投稿されるアイドルマスター関連の動画のこと。その作者を「ニコマスP」と言います。

*2:どこが「キリよく」なのかと思われるかもしれませんが、アイマスにかけた数字になりますご容赦m(_ _)m

*3:こちらです。→【モーションすげぇ】FREELY TOMORROW MV【初音ミク】 - ニコニコ動画【初音ミク♥巡音ルカ】愛Dee MV【LA AnimeExpo 2012】 - ニコニコ動画

*4:こないだ体制変更して新しくなった『デレラジ☆』の第一回で二宮飛鳥役・青木志貴さんが、自分のことをプロデューサーが「おかん」みたいに見てくれる、という話をされていました。ぼくは一言「すまんな」とコメしました。