アイマスとniconicoクリエイターさんたち

先ほどタイムシフトでこちらのニコ生番組を見ました。

シンデレラの二宮飛鳥役・青木志貴さんが出演されて、その流れで持ち歌の「共鳴世界の存在論オントロジー)」の話題に(42:00頃から)。
「初めてボカロPの方がアイドルマスターの曲を作詞作曲されたんじゃないかと思うんですけど」
と青木さんが発言され、「ヒャダインは」「IOSYSは」とツッコミ(?)コメが流れてましたが。


「これはいいお題かも」
いちおうニコ厨のはしくれなので、このネタで記事を書いてみることにしました。*1
というわけで、アイマスの楽曲制作に関わったことのある、ニコニコで知られるクリエイターの方について、楽曲紹介をしてみようかと。
キリよく10組集めてみましたので、どうぞ。

  • (1) カラスヤサボウ(烏屋茶房)

まずはこちらから。
アイマスでは先に出たとおり、この曲の作詞作曲を担当されました。
シンデレラの公式ラジオ番組『シンデレラパーティー』が初出だったかと思うのですが(『デレラジ』だったらすみません)、「岸田(教団)感ある」というコメを見て「あー」と思った覚えがあります。


カラスヤサボウさんはリンを使った厨二系ロックなボカロ曲をよく作曲される方。
「リンで厨二っぽい」有名人には他にNeruさんもいますが、カラスヤサボウさんのほうが「本読んでそう」な印象を持ってます。あえて言うなら、カラスヤサボウさんは「厨二」で、Neruさんは「反抗期」、という感じでしょうか(^^;
この方でぼくがまっ先にイメージするのは次の曲ですが、曲の雰囲気にアテられてコメまで総厨二化してるところが「これぞ厨二^^」と。ぼく自身中二ごろに吉本隆明とか読んで「フッ」てやってたので全然他人事ひとごとではありません(^^;

アイマス随一の電波曲、シンデレラの「ウサミン」こと安部菜々の持ち歌「メルヘンデビュー」の作詞作曲を担当されています。


長く活動を続けられている超有名な同人音楽グループで改めて紹介するまでも無い気もしますが、たとえばこちら。

我那覇響のミリオン曲「Rebellion」の作曲をされてます。
ぼくの個人的な感想になりますが、ライブで化けたというか、評価を改めさせられた曲でした。最初にCDで聞いたときは「オケが薄い」と思ってあまりピンとこなかったんですよね…


ヒャダインさんはもともとゲーム音楽をアレンジした曲に歌詞を付けて歌う芸風で有名になった方で、いろいろありますがこちらを選んでみました。
ボイスチェンジャーか何かで女声を出すこともあり、その場合の名義は「ヒャダルコ」を使われてます。

ヒャダインさんを紹介したのでお次はこの方。
ミリオンの所恵美の持ち歌「アフタースクールパーリータイム」の作詞を担当されました。


アニソン歌手としてよく知られた方。
ニコニコでは歌い手として活動されてましたが、歌っているのがことごとくヒャダイン曲というのがこの方の特徴。
ヒャダインさんのメジャー曲の中でもぼく自身お気に入りのこちらを紹介します。

  • (5) 愛原圭織

PS3アイドルマスターワンフォーオール』の追加曲「キミ*チャンネル」の作詞をされた方。


ZAQさんからの歌い手つながりでの紹介になります。
こちらをどうぞ。*ロリ声注意*

  • (6) やしきん

アニメ『ぷちます!』二期の天海春香のキャラソン「前向きで行こう♪」の編曲を担当されました。
春香の持ち歌の中で、ぼくが一番好きなのがこの曲。ぷちます曲って実は名曲の宝庫なのですが、売れ行きがいまいちで「隠れた」感じになってるのが残念。
カップリングになっている律子の「Q&A」も大変おしゃれでお気に入りです(^^)


いわゆる「ボカロP」からは二人目の紹介になるでしょうか。
ラノベアクセルワールド』のイメージソングなボカロ曲で有名になったので「アクセルP」というP名を持っている方。
あまり名前を知られてないかもしれませんが、多くのアニソンの作曲や編曲に携わっており、てーきゅう「メニメニマニマニ」「ファッとして桃源郷」の作詞作曲、ごちうさ「ぽっぴんジャンプ」の編曲など。UNISON SQUARE GARDENの曲にも関わられてるようです。

  • (7) いつきおと

シンデレラ指折りのバラード曲、北条加蓮の持ち歌「薄荷 -ハッカ-」の作詞を担当された方。
この曲の涙腺破壊力は、渕上舞さんの歌唱力ともあいまって尋常ではありませんが…


この方も、作詞専門ですがボカロP。
情緒的な作品をたくさん制作されている方で、おとなしい作風だけにそのクオリティの割に再生数が伸び悩む「もっと評価されるべき」ボカロPと思ってます。

三浦あずさのミリオン曲「月のほとりで」を作詞されました。


アニソン歌手として一定の地位を築いた方で、アニメロサマーライブにソロで出演されたのはその証拠と思います。
歌い手としてニコニコに歌ってみた動画をあげられていました。

  • (9) yuxuki waga(fhána)

今回紹介するアイマス楽曲の中では、「共鳴世界の存在論」に次いで新しい曲になります。
最新のミリオンCDシリーズ『LIVE THE@TER DREAMERS』から、水瀬伊織とエミリー・スチュアートのデュエット曲「little trip around the world」の作曲を担当。
「かわいらしい声」と言えば一、二を争うこの二人の歌声に、聴いてるとなんだか耳がやわらかくなっていきそうなこの曲ですが(^^;


アニソン音楽ユニット『fhána』の方。今更説明するまでもないぐらい有名ですね。
メジャーで活動する前はボカロPをされていました。

  • (10) nyanyannya(Team.ねこかん[猫])

最後に紹介するのは、締めくくりにふさわしいこの曲。
アニメ『アイドルマスター』の企画CDのフィナーレを飾り、アイマス8周年ライブや10周年ライブのトリでも歌われた「カーテンコール」の、作詞作曲を担当されました。


いまだ「有名ボカロP」として精力的に活動を続けられているこの方。
「ニコニコで知られた」作品として、この方の関わった動画の中ではこれをおいて他にない、と思われるこちらを紹介させていただこうかと。


というわけで、最初の話に戻って振り返ってみたいと思いますが。
「ボカロP」としても、もっと条件を厳しくして「アイマス曲の“作詞作曲を担当した”ボカロP」としても、ぼくの見落としが無ければ、最初に関わったのはnyanyannyaさんということになるのではないでしょうか。

おまけ(2016/4/30追記)

今年の超音楽祭後のツイートを見て、「あ、この人がいた!」と思い出したので追記させていただきます。

  • 21世紀P

この曲が今のところ最後の作品になるんですが、大好きなんです。
ヘタレてるのに、なぜか元気がもらえる。そんな曲。


そんなボカロPは、今やアイドルの中の人になりました。
歌いたい歌は、見つかったのかな。そうだったら、いいな。






アイマスPの懐をうかがうかのようにアイマス声優の(会員制)ラジオ番組が今年に入ってめちゃくちゃ増えまして。
ファミ通、シーサイド、セカンドショット、あみあみ、・・・
ニコ生タイムシフト予約の枠がプレミアム会員なので「30」あるはずなんですが、この頃足りなくなってきました(^^;
おかげでニコニコ超会議アイマス番組のタイムシフト予約ができないでいます・・・(ーー;


新番組ひととおりいろいろ見た中で、ぼくのイチオシはこちら。
そのテーマもあってか現状「知る人ぞ知る」的な感じで視聴者数がやや低空飛行ぎみですが、おすすめですよ!

  • 「松田的超英雄電波(まつだてきすーぱーひーろーらじお)」*2


シンデレラの星輝子役・松田颯水さん、と松田利冴さんの双子がパーソナリティーを務める、「特撮」をテーマにした顔出しラジオ番組。
自分、特撮をよく知らないんですが、常にわちゃわちゃしてるこの二人のテンションが楽しくて、30分の放送時間が毎回あっという間です(^^)
なんというか、全然そんな歳でもないんですが、世代の差で話題が噛み合わないけどなんだか楽しそうにしてる孫娘を見ている感じ、というか・・・


次点は「愛美とはるかの2年A組青春アクティ部!」ですね。

*1:実はこっそり温めていて、UPする機会を見つけたので文面修正の上UPすることにした、というだけだったりしますが…(^^;

*2:動画配信はこの「第1回」のみ無料のようです。ニコ生はふつうに無料なので、タイムシフト予約をどうぞ。