アイマス初心者の方におすすめするライブBD 【2015年版】

ついこないだ下の記事がブクマされ、まだご覧になる方がいるんだな、と思って久しぶりに覗いてみたら、ページビューがものすごいことになってまして…
需要があるようなのでつづきを書いてみようと思いました。その後(2015年2月以降)に発売されたアイマスライブBDの補完記事になります。

ライブBDは決して安い買い物ではありません。まだ社会人でない方、アニメやソーシャルゲームなど基本無料で楽しめるコンテンツに接しておられる方にとっては特にそうだと思います。
懐具合の限られる中、買おうかどうしようか迷っている方に、それを手に取っていただくきっかけになれば。


(2017/7/22追記)
『ミリオンライブ!』に絞ってつづきを書いてみました。
一部重複する内容もありますが、こちらもどうぞ。

(2024/3/7追記)
上のつづきを書きました。


9th二日目

2014年10月、東京体育館で開催された本家765プロの9周年ライブツアー『THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!』(「9thライブ」東京公演)。




9thライブはアイマスライブとしてはこれまでにない、演者さんが一人ずつ持ち歌3曲を披露して次の人にバトンタッチするという、「アニメロサマーライブ」や「リスアニライブ」のような形式でした。
ライブツアーとして大阪・名古屋・東京と3都市6公演が行われましたが、映像化されたのは最終公演地である東京の一日目と二日目(Day1、Day2)。出演者は同じですが、持ち歌3曲のうち両日共通なのは1曲のみで残り2曲は違ってますので、セットリストとしてはだいぶ内容が異なります。
そこで二日目を推す理由は、「シークレットゲスト」としてアイドルマスターOFAのライバルアイドル・玲音役の茅原実里さんが出演されたこと、そして、この日のトリを務めた如月千早役・今井麻美さん、「765プロ」のパフォーマンスをぜひとも見ていただきたいから。
「約束」という曲は千早の持ち歌ということになっていますが、ぼくはTVバージョンのほうが好きで、765プロの全員曲という受け止め方をしていまして。今井さんの歌った“あの場面”での、演者さんたちによるあの神対応は、長年一緒にやってきた仲間だから、『アイドルマスター』だからこそありえたパフォーマンスではなかったかと思います。


本音を言えば、9thはBOXで購入されることを強くおすすめしたいところ。
9thライブは全員参加では無いものの、現時点で「765プロの集大成」と言える公演となったのではないかと。出演者が同じなのにセットリストがほぼ変わるという765楽曲の幅広さ、そしてそのパフォーマンス力をご覧いただけたら、と思っています。
またBOXにはおまけとして、他の公演で披露されDay1・Day2に含まれない演目の映像が入ったBDがついてきます(上のPVの3つ目がその映像)。特に、名曲ぞろいの小鳥さんの持ち歌がほぼ全部*1 見られるのはお得と思いますよ(^^)

シンデレラ2nd

公演からほぼ一年経ち、“満を持して”のリリースとなったこのBD。
アニメ放映開始目前の2014年11月、代々木第一体育館で開催されたアイドルマスターシンデレラガールズ2ndライブ『PARTY M@GIC!!』。




さすがは“アイドルマスターのバラエティ部門”。「これぞシンデレラ」という感じで、電波あり昭和アイドルありメタル(!)ありマジックショーあり泣かせのバラードありと、演目の幅広さと遊び心にあふれた非常に楽しいライブでした(^^)
初めてご覧になる方は、少なくとも星輝子役・松田颯水さんの演目とパフォーマンスにド肝を抜かれること必至と思います(^^; でもこれ、春香の持ち歌「I WANT」の流れを汲む、れっきとしたアイマス楽曲なんですよ?


シンデレラ2ndライブはこの日一公演限りでしたので、発売はこのBOXのみ。
収録時間が約5時間、出演者数21人という大ボリューム。でも、一公演のライブBDの売価としては、相場に比べてやはり少々お高めとは思いました。今年発売されるだろう3rdライブBDのお値段がちょっと心配なぐらいには…
財布との相談になってはしまいますが、「シンデレラのライブ」を知りたい方には現時点で1stよりもこちらをおすすめしたいと思います。

ミリオン2nd二日目

大げさでなく、アイマスライブ史上「伝説のライブ」の一つに数えられるだろう公演となりました。
2015年4月、幕張メッセで開催されたアイドルマスターミリオンライブ!の2ndライブ『ENJOY H@RMONY』。




一日目と二日目で2本出ており(Day1とDay2)、出演者が一部入れ替わるとともにセットリストもだいぶ様変わりします。
二日目を推す理由は、今回も新曲でギター演奏を披露したジュリア役・愛美さんのパフォーマンス、そして何より、この日を“奇跡の日曜日”に変えたあの「事故」を目撃していただきたいから。
この公演ではライブレポート記事にも話が出ていますが、「機材の不調により曲の途中でオケが止まってしまう」という、過去10年続いてきたアイマスライブ史上初めてのトラブルに見舞われました。そのトラブルを、演者、スタッフ、そして見守る「プロデューサー」たち(アイマスファンのこと)がどのように乗り越えたか。その一部始終が収められています。


合わせてこちらもどうぞ。公演後、出演者が自身のラジオ番組で感想を話したところをまとめた動画です。



この二日目の見どころとしてもう一つ、この日のソロ曲のトリで披露された「未来飛行」にご注目。
ミリオンの「赤」*2・春日未来役の山崎はるかさん、そして持ち歌「未来飛行」のリリースイベントにまつわるエピソードを事前に知っていただくと、感情移入ができてより楽しめるはず。


(LTH01&02リリイベ公演前)


(LTH01&02リリイベ公演後)


ミリオン2ndは一日目ももちろんおすすめ。そのパフォーマンスは上の一日目PVを見ていただければ一目瞭然と思います。「Maria Trap」なんて、別アニメでにゃんぱす言ってるのと同じ人のステージとはにわかに信じがたい(^^;
また、定価で考えると4千円分のBD BOXおまけは、上の3つ目のPVがその内容なのですが、各日程約15分ずつのバックステージ映像と40分ほどのパーティーゲーム風景なので、PVをご覧になってBOXにするかバラにするか判断いただければと思います。ぼくの感想は、興味深かったし、楽しかったですよ!



アイマス10周年のメモリアルイヤーだった昨年、まだ映像化されていない公式大型ライブとしては、西武プリンスドーム開催のアイマス10th(BDは今年6月発売予定)、アニメ放映終了直後のシンデレラ3rd、そしてSideMの1st(ファスライ)がありました。
再来週末からはついにミリオン3rdライブツアーが始まります! 1月の名古屋を皮切りに4月の幕張まで5都市7公演、765シアター組37名全員参戦のこのツアー。今回はどんなドラマを見せてくれるのか、楽しみでなりません(^^)

*1:「♪(おんぷ)」というぷちます曲以外の6曲が披露されました。Day1に1曲(「幸」)、他の5曲はこのおまけに収録されています。

*2:アイドルマスターはお休み中を含めて全部で5つのチームがあり(765プロディアリースターズ、シンデレラ、ミリオン、SideM)、どのチームにもキャラの立ち位置として一番手・二番手・三番手・その他の序列があります。
一番手はチームの代表であり「センター」「リーダー」を任される役回り。二番手は一番手の相方で主にクールな「歌姫」のポジション。三番手は素質に恵まれた「天才」「エース」であることが多いのですが、シンデレラのアニメをご覧になった方には、一番手・卯月、二番手・凛、三番手・未央、と言えばご理解いただけるかと思います。本家765プロでは春香・千早・美希がそれぞれその立ち位置に当たり、この3人がキャラとしても中の人としても「中心人物」として遇されることになります。
各アイドルには「イメージカラー」があり、ライブで観客が振るライトの色もそれに準じているのですが、各チームの一番手のイメージカラーは「赤」系であるため(先ほどのチームの並びに対応させると、赤・ピンク・ピンク・薄い赤・赤)、一番手を指して「赤」と呼ぶことがあります。対して二番手は「青」系(青・薄い青・青・青・青)。三番手はややトリックスターめいた立ち位置を反映してかチームごとに色がバラバラで(黄緑・薄い緑・オレンジ・黄・緑)、「黄色系」と呼ばれることも。ぼくは勝手に「柑橘系」と呼んでますが(^^;