2015年下半期ニコマス20選+サムネ1選

新年明けましておめでとうございます。
ニコニコに投稿された「アイドルマスター」関連動画(通称ニコマス)半年分の中からお気に入りを20作品まで選んで投票する、ニコマス視聴者のお祭り「ニコマス20選」。2015年下半期も開催が決まり、この記事で参加させていただきたいと思います\(^o^)/


単純に、参加するのが楽しい、参加に向けて改めて動画を見返すのも楽しい、というのはもちろんですが、ぼくの20選記事には他にも書いている理由がありまして。
アイマスニコマスをよく知らない方に、こんなにすごいし楽しいんだよ、という紹介の場として。また、こんな素敵な動画を作成された方々への感謝を述べる、大事な機会。
書いた紹介文を見返したら、ストレートに書きすぎてて我ながらこれはちょっと恥ずかしい、と思うようなことも無いではないですが(^^; 大目に見てやっていただければ、と…


◆告知動画


◆公式ホームページ
https://bashi765nicomas.blog.fc2.com/blog-entry-3425.html

基本レギュレーション
・対象は2015年下半期(7月1日〜12月31日)に公開されたニコマス動画
・自身のセレクトを20作品以内でブログ・マイリスト等にて公開
・1Pにつき1作品(合作・別名義については別カウント)
・選考基準はフリー(お気に入り・埋もれ発掘・テーマに沿って等何でもオッケー)
※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります

今回の20選、OPとして大好きなこの動画の紹介から始めさせてください。

  • crna rukaさん(選外作品)


ひと笑いできたところで(?)。
今回もこれまで同様、記事を書いた時点で再生数の少ない順で並べてみました。それではどうぞよろしくお願いします!

ニコマス20選

  • (1) xxxさん

「千早が人目を惹く美人になるにはどうすればいいか?」
グランブルーファンタジー』とのコラボを肴に、あずささん・千早・やよいの3人がPから「広告的な美人」について講義を受けるアイマス紙芝居。
ヴィーナスのハルモニアのことですねわかりまs・・・ ぐわー




  • (2) 家具屋P

竜宮小町が「LOST」にのせて“私たちの大切な人” 律ちゃんへの想いを歌うコラボPV。
あまりに自然な完成度で、もともとこういう趣旨の曲かと勘違いしそうになるんですが、そういえばこの曲はたまたま(?)この3人が歌ってたんでしたね。


・・・と、動画内の筋立て自体はそういうお話なのですが。
もうひとつ、別の意味を読み取れるのに気がついて、胸が詰まってしまいました。
9/18に、竜宮小町で、「出会えてよかった」という作品を投稿するということ。


本作品はタイトルにあるとおり「im@sMSC5」という動画投稿イベントの参加作であり、その開催時期的に投稿タイミングが偶然この日にかぶったんだと、こういうこともあるんだな、とはじめは思ったんです。
でも、同日投稿されたもう一つの作品*1を見て、もともとそういう意図があったものと思い直し。
そう思って見返してみると、この歌詞が、特別の響きを帯びて飛びこんできました。
「ケンカもしたね 傷つけあったね ごめんね だけど今では懐かしい痛み」
この完成度は、ちょっとずるい。

  • (3) 旧札P

些細な失敗をきっかけにアイドルを辞めたやよいの、「その後」を描くノベマス。各話10分ぐらいで全5回。
ぼく自身大学入学を機にそれまでの自分のすべてと言えたものとの別れを経験しており、以前の仲間に対する負い目の感情などその頃の自分の状況とこのお話のやよいが妙にシンクロするので、やよいの淡々としたソフトな語り口で綴られるノベマスながら読んでいて胸が苦しかったです。
気分とか巡り合せとか、結局そんなもので良かれ悪しかれ人生の風向きはくるくると変わるもの。願わくばその後の人生に“幸”多からんことを…

  • (4) S.Kさん、毛糸さん

タイトルどおり、S.Kさん・毛糸さんのツインギターによるニコマス楽団作品。
これまで「Nation Blue」、「Shooting Stars」とかっこいい系の曲を演奏されてきたこのタッグ。アニメでの初見でド肝を抜かれた超かっこいいこの曲も、間奏でのオリジナルフレーズ、大サビ〜アウトロの流れなど、こちらの身勝手な期待を裏切らないクオリティで聞き惚れました!

  • (5) ガラスP

静止画MADの手法でつくられた、非常におしゃれな、明るく前向きで元気の出るデレアニMAD。
このwkwk感がたまりません(^^) 3期OPはこちらでいかがでしょうか。


  • (6) 平蜘蛛P

誕生日を祝って投稿された、TVCM音声に合わせた未央のデレアニMAD。
最後のあのシーンで、ぶっと吹き出しつつ、同時にじわっと涙も吹き出すという我ながら器用なことをしてしまいました(^^;
リメイク的なものとのことで元MADを見て、ああ、これか、と。見るまで完全に忘れてましたが… 自分の記憶力の悪さにちょっとだけ感謝。

  • (7) たいらのP

百合子と推理ゲーム「ウミガメのスープ」を楽しむノベマスシリーズ。
ウミガメのスープとは、・・・ここで説明するより動画を見ていただいたほうが早いんですがw
百合子がある「状況」を説明し、なぜどうしてそうなったか、をゲストが回答できればOK。その回答にたどりつくため、ゲストは百合子に対して「はい」か「いいえ」で答えられる質問を次々ぶつけ、返ってきた反応をもとに回答となる「物語」を組み立てる、というもの。
お題について考えることの楽しさもさることながら、ホスト役らしく澄ましたふうを装う(その実かなりノリノリな)百合子と、この動画の雰囲気がとにかくよくて。答えを知っているのに周回してしまうという(^^;

  • (8) オレスコP

クールな少女が遥か年上の冴えない男に恋をする恋愛マンガ『恋は雨上がりのように』をデレアニ凛&武内Pで翻案したノベマス。
この配役のハマりようと、アニメ映像(動画!)をそのままノベマスにもちこんでるところに目をみはりました。アニメのアナザーストーリーを見てるみたい。

  • (9) 天才カゴシマP

病院前のアパートに、どこかから移ってきた芸能事務所。窓から見える〜♪ その様子が気になってつい覗き見してしまう、足の骨折で入院中の雪歩。そして発生する死亡事故──
そんな、サスペンス映画の傑作と名高いヒッチコック『裏窓』を翻案したノベマス(兼MMDドラマ)。各話8分ぐらいで全7回。
あらすじレベルでは原作をなぞってはいても、真剣なのか冗談なのかわかりにくいキャラの言動や行動(主コメもそうですけど)、カラッとしつつもなぜか漂うエモーショナルな空気感、そしてこの独特の画面構成はいかにもカゴシマP。「サスペンス(笑)」という感じで笑って楽しめるエンターテイメント作品でしたw

  • (10) こうなむやさん

明日、その人が亡くなることがわかってしまったら。
「玉迎え」というちょっと変わった風習(?)をとおしてそれを描く日常系SFマンガ『グッデイ』の一エピソードを、亜美真美春香に置き換えた手描き紙芝居。
突然降って湧いた“おつとめ”に右往左往、健気にがんばる二人のかわいらしさとやさしさ。終わりを迎えることを「あたりまえのこと」として、切なくなりすぎず前向きに受け止められたのはこの人選の妙と思います。


  • (11) ブースP*2

GMは百合子、PLが杏奈・美希の「メタリックガーディアンRPG」の卓m@s。各話20分ほどで全4回。
アビスゲートに呑み込まれた街・筒倉市。「奈落の壁」という一種のバリヤーによって守られたその街は、それを維持するため素質をもった少年少女を「制御ユニット」という“人柱”として要求する。今度の「ユニット交換」で選ばれたのは、大切な幼なじみのあの子だった──
アニメ『ほしのこえ』の主題歌からタイトルをとっていることからもうかがえるように、少女たちが犠牲になって世界を救う“セカイ系”なお話。
あの子と世界と、どちらを選ぶべきか。アニメやゲーム映像の効果的なカットイン、そして杏奈、美希、なにより百合子の熱演。実際のプレイでこのレベルのRPはさすがに恥ずかしくなってしまいますが(^^; それでもできたら楽しいだろうなあ・・・

  • (12) ベタ塗りP

アイドルマスター』という作品と「みんな」の誕生日を祝う手描き(+“実写”)PV。
「世界に一つ」の特別な日も、袖すり合うも他生の縁、これだけ世界が広がれば毎日が素敵な“その日”に塗り替わるもの。
ずっと一日ずつ繋げていくその中心に律ちゃんがいるのは、もちろん作者さんが律子Pだからとは思いますが、「魔法をかけて」でシンデレラ、「いっぱいいっぱい」でミリオン、そして従弟で876・315を実際につなぎ、しかもプロデューサー(われわれ(!))でもある、その特別な立ち位置だからこその説得力を感じました。
音楽も、イラストも、モチーフも、そしてコメントまであたたかくて。見返すたびにグッときてしまいます。

  • (13) サトウくんP

電話から聞こえる、みんなの声。ミリオンの留守電メッセージ音声を使った、「ああ、早く帰ってみんなの顔が見たい」 そんな気持ちにさせられるジーンとくる動画。
ソーシャルゲーム+留守電の組合せはゲームの中の世界と外の世界がシンクロするようで、765らしさもあって面白い仕掛けだなと思ってたのですが。
「つながりたい」「のにつながらない」「でも思いは届く」留守電の、あたたかみと寂寥感という相反する二つの感覚が同居するえもいわれぬ繊細な情緒を、これ以上はなさそうな絶妙な仕方で作品化した動画と思いました。

  • (14) mauさん

「KisS」の曲に奏の持ち歌「Hotel Moonside」の歌を合わせたiM@SHUP楽曲作品。
Hotel MoonsideはガチのEDMで、それが諸氏の気を引いたためかiM@SHUP作品がいくつも投稿されてきました。→タグ検索「Hotel_Moonside iM@SHUP」
「曲」側でこの曲を使ってEDMのEDMらしいカチカチした感じを全面に押し出した作品が多い中、本作と、その2日前に投稿された たけ. Pの作品*3はこれを「歌」側にもってきたためか新鮮で気持ちのいい合わせ方に感じられたんですよね。どちらにするか悩みましたが、こちらを。

  • (15) ぜんざいさん(黒ボンP)

スーパーボンバーマン5』をネタにした、ぷよm@sリスペクトなiM@S架空戦記シリーズ。
キャラの立ち位置・性格、お話の進み方や動画タイトル、「このゲームこんなに奥が深いなんて…」と思わせるところまで、トレースかと思うぐらいにいかにもぷよm@sしてて楽しいw 最新回ではオリジナル展開が見えてきましたね。
「続きもの」は完結してないと採り上げづらいのですが、この作品がぷよm@sリスペクト作品なればこそ完結を待つわけにいきませんので、始まったばかりの今選出させていただきました。


  • (16) BARRY_P

ノリよく楽しいおしゃれなミリオン洋楽MAD。ミリオンでこのテイストは初めて見た気がします。
初見のとき、なぜかクローゼットPのデビュー作を思い出してしまいました。見返すとあまり似てなかったんですが…(^^;

とても丁寧でわかりやすく親しみやすい、アイマスライブ初参加の方向けのゆっくり解説動画。
何でも始まりは上手にできないもの。
誰だって最初は初心者ですし、新参者が入ってきにくいコンテンツの未来はジリ貧です。このような「導き入れる」活動って、ほんとにありがたいな、と。

  • (18) mknP

先輩から後輩へ、次代へ、未来へとつないでいくバトンの流れを輝く「光のライン」にたとえたアイカツ!「SHINING LINE*」のコラボPV。


後輩は前をゆく先輩の背中を見て、それを「道しるべ」として自ら前に進む勇気をもらい。
先輩は、進んだその先で「前」に向かって、「次の人」に握っていたバトンを託すのですが、それを受け取るのは、後ろについてきていたはずの後輩たち。
後ろにいたものが行く先に見えてくる、そんな立ち位置になるのは、当たり前の話ですが辿ってきたその道が「輪」になってつながっているから。


「光のライン」は巡りめぐる「光の環」で、だからこの動画の映像的核心は「Destiny」でなくてはなりませんでした。
その光景を見ていると、「光るバトンをもって輪を描いている」のはアイドルばかりでないことがわかります。
光のラインがつないでいる「わたし」と「キミ」は、先輩アイドルと後輩アイドルであり、そして、アイドルとアイドルを見守る皆、なんですね。


なんと言っても、大サビのここ。

もらう バトン 
キミと つなぐ
光のライン

この「つなぐ」で春香が、手を伸ばすのでなくキュッと抱きしめるように手を引くのがすごくいい。
その手にあるものを「大切に思う気持ち」が、よく伝わってくる。
ぼくはこのとき、バトンごと渡した相手の手を引いたのだと思いました。
そのバトンは、受け取る方にだって相当の勇気が要るものでしょうから。


1番は765が先ゆく者として、2番でシンデレラとミリオンのソロやデュエットが続き、もちろんそのバトンの輪の中には876の3人もいて、そして皆が同じ舞台の上に立ち。最後は765に巡り還ってきて、4つの星が一つに集まり、正しく「大団円」を迎えるこの構成。
この4分35秒で、『M@STERS OF IDOL WORLD!!』を見届けた感すらあります。
チーム合同の劇場版アニメの大トリがこの映像でも全然おかしくない。一シーン一シーンが宝石のようにキラキラしていてすばらしいし、泣けてくる。夢を見ているみたいです。本当にありがとうございました。

  • (19) ステータス異常P、柊さん、夜想さん、諸星ルルさん、左投両打P、雅之さん、過労死P、ポジP、故P、水虫さん

緑シャツおじさんの振り付けで、みんなで踊ってみm@ster。
これぞPower of Smile、これがプロデューサーの理想像。皆さんいい笑顔ですw こんなのつられないわけないじゃないですか(^^)

  • (20) UndoFishさん

「発想の勝利」とはどういうことか、この動画で思い知らされましたw
見てるこちらはもちろん楽しめたんですが、作者さん自身つくっててほんと楽しかったんだろうな、と思えるのがまたなんとも…

サムネ一選

こちらを選ばざるをえませんでした。

  • 倉桜さん

えー・・ アイドルマスターで、いいですよね・・・? シンデレラかもしれませんが(^^;




最後にEDとして、誕生日おめでとう、これからもよろしくね、の余韻を味わえるこちらの作品。
SideMのセンター天道輝役・仲村宗悟さん*4 の作で、ラジオ番組『315プロNight!』内で演者さんの誕生日のときに弾いて歌ってるバースデーソングのオルゴールアレンジ。

  • alyssaさん(選外作品)


というわけで。
2015年は本当に「怒涛の一年」という感じで、終わってしまうのがとても名残惜しく思いました。
2016年も、また年の瀬に『ゆくm@s くるm@s』見て「あー、今年もいろいろあってほんと楽しかったな…」と思える一年になったらいいなあ(^^)
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>


まとめ記事があげられるか、でなければ3〜4月ごろに、いつものように私選SIDE-B記事を投稿する予定です。


前回のニコマス20選(2015年上半期)はこちら。

私選SIDE-Bを公開しました。



この休みは(例によって)こちらのBDを見てました。



オーディオコメンタリー聞いててちょっと思ったんですが。
こないだのシンデレラの2ndのBDもこのミリオン2ndも、コメンタリー自体は公演の半年後ぐらいに録っていたようで、ということはモノとしてはその頃すでにできていて、発売まで寝かせてたってことですよね。で、次のライブのひと月前のタイミングでそれぞれ売り出す、と。
10thのBDの発売がまだずっと先の6月なのも、その翌月に11thをやる予定だからかな、と思いまして。
今後BDの発売は次回のライブの直前まで約一年待つのがデフォになるってことなんでしょうかね… そうなると、シンデレラ3rdは10月、SideM 1stが11月、ミリオン3rdは遅いとさらに翌年の3月。
待ちきれないので、とりあえずアニサマBDの予約もしちゃいました(^^;


ミリオン2ndのBDは期待に違わぬ出来で大満足です。おまけのバックステージ映像も各演目ごとに入ってて充実してましたし、ミリ狼大会も楽しかった!(^^)
繰り返し見ているといろいろ発見もあるもので、五十嵐裕美さんが関係者席で立ったのもわかったし、麻倉ももさんのマイクの持ち手が思いのほかパタパタしてて「これ練習の成果かな?」と思ってもみたり。
要望があるとすれば、本編とコメンタリーの「音量」を合わせてもらえたらな、と。コメンタリーの音量がちっちゃいのでボリュームをあげていると、DISC 2に入れ替えたとたんロゴ音声が大音量でバァーン!とくるので心臓に悪いです…
あと希望としては、シンデレラ2nd BDのEDのスタッフロール演出がすごくよかったので、あんな感じになったらうれしいな、と思います。
テーマ曲のオケに合わせて白字黒背景のスタッフロールが無味乾燥に流れていく従来のEDは、見るの最初の一度っきりで見返すときはいつも飛ばしてしまうんです。でも、シンデレラ2ndのはとても気に入ったので今のところ毎回最後まで見てますね。



ミリオン3rdの765曲カバーのリクエスト、ここしか聴ける機会なさそうと思って「チェリー」に入れました。楽しみ(^^)

*1:【ジュピター】GAME OVER?【5th Anniversary】 ‐ ニコニコ動画:GINZA

*2:ユーザー名が「7thCVproject」となっていますが、この動画の作者はブースPです。同じアカウントから投稿されているこちらの動画の説明文を参照ください。→【動画企画】卓ゲM@STER・TRPGフェス2016開催のお知らせ ‐ ニコニコ動画:GINZA

*3:【MIX】 Spending all my time with 速水奏【デレマス】 ‐ ニコニコ動画:GINZA。あと、cainPが以前同様の動画をあげられてたと思うのですが、削除されたのか見当たらず…

*4:もとは音楽をやろうと上京してきただけあってギターも作曲もお手のものな彼ですが、なにより見る人接する人に安心感を覚えさせずにはいられないにじみ出る“人のよさ”。
アイマスの赤は人柄採用なんでしょうか? ご本人はオーディションに通ったことを某ラジオで「宝くじに当たった」なんて言い方されてましたが、いい人連れてきてくれたな、と思ってます。自分男ですが『めんそ〜れ!仲村屋』も楽しんで見てますよ(^^)