2014年下半期ニコマス20選 私選SIDE-B

半年に一度のニコニコ動画アイドルマスター」カテゴリ視聴者のお祭り『ニコマス20選』。
2014年下半期の作品に対する投票の集計まとめ記事がUPされました。

得票数第一位は、ぼくも選ばせていただいたひーりんぐさんの響誕手描きPV。
本選記事にも書かせていただきましたが、2014年後半はMMDm@ster(アイドルマスターMMD作品)が豊作で、20票以上得票された方だけでも、ムムムP、ストラビンスP、mobiusP、狡猾全裸富竹P、ネギバットP、疾走感P、妖狐P、奪取さん、GABAmanP、光線P、と、とても多くの方がいらっしゃいました。*1 *2
ここで「20票」を目安にしたのは本選動画で紹介される足切りラインがいつも20票だったから。自分の20選々出作品ではいつも半数の10作品ほど本選動画入りするのですが、今回数えてみたところ9作品入っていたので、PV強しといったところまで含めてなんだかんだといつもどおりの20選だった気がします。


というわけで、候補に入れていながら選び切れなかったお気に入りのニコマス動画を1P1作品のしばりで20作品ぐらい、発表日順に紹介する「私選SIDE-B」。今回もあげさせていただきますよ!(^^)

7月

  • P.I.P

伊織のMMD-PV。センスの飛び抜けた洋楽PVを見た気分。

  • やまぶきさん

天ヶ瀬家の一コマを描いたMMDドラマ。誰も見てないと思ってはっちゃける冬馬ww

  • クローゼットP

961プロアイドルたちの超かっこいいコラボPV。

  • ゆっぴP

おしゃれでノリのいいアニマスMAD。見てるだけで楽しくなる(^^)

  • __さん

タイトルどおり、スフィア『Eternal Tours』の歌に『READY!!』の曲を合わせたiM@SHUP。このハマり具合!

  • みずふぅさん

女声で歌ってみm@ster。かわいいと思ったら負け♂
…こういう声で歌えるのが、うらやましかったりうらやましくなかったり(^^; 誰かさんみたいに「きたない」とは言われないでしょうしw

8月

  • アロイマさん

40mP曲にのせたレッドショルダーのボカマスMMD-PV。曲に合わせたステージ演出が面白い!

  • pandaさん

TVドラマ『フードファイト』を元ネタにしたノベマス『フードファイトM@STER』。
アイドル志望の少女・春香。自身の育った施設・765園を救うため、黒井社長のもとフードファイトに臨むことに。数々のライバルを倒し、無事目的を果たすことができるのか──
なごやかコメディの中にピリッとシリアスの混じる作風で、つづきのあがるのが楽しみです(^^)

  • 甘味さん

純粋にかわいいコラボPV。

  • ヤカンP

コーヒーにからめた二人の会話(毎回違う組合せ)を、白黒無地の素朴な描線と各話3分弱の短い尺でつづる、無声映画風味のアイマス紙芝居シリーズ。全10話。
ふと映った看板に「ショッキングなcafe」とか、ちょこちょこクスリとさせられましたw 面白い、と力説するほど面白くはないかもしれませんが、このとぼけた感じのなんとも言えない空気感が心地よくて。一番のお気に入りは第4話の小鳥さん&やよい回。ちょっとした空き時間にどうぞ。

9月

  • 泥水さん

真が雪歩のことを思いながら踊る、とても雰囲気のあるコラボPV。

  • 穢嫁P

アイマスに『魔法少女まどか☆マギカ』を混ぜたSW2.0のTRPGの卓m@sシリーズ『緋色の魔法少女』。
プレイヤーの年齢層が高めなのを反映してか基本的には落ち着いていてほのぼのした雰囲気ですが、今後の展開がどうなっていくのか。とても気になります…

  • セプタムP

この方に特徴的なセピア調の色づかい、おしゃれなのにキビキビした曲とダンスが心地いいコラボPV。
シンクロ命の地味といえば地味な動画ですが、作風もメンバー的にもド直球に好みな作品で何度も見ちゃう。あとなぜか二の腕をぷにぷにしたくなるw

  • かぱおさん

可奈の持ち歌『オリジナル声になって』をアコギで弾いたニコマス楽団作品。
「へ、へんたいだー!」と言わずにおれないサムネバイバイな絵ヅラですが(^^; 食わず嫌いせず一聴をどうぞ。期待どおりの演奏ですよ!

  • 223-0P

beatmania『Just a Little Smile』の曲にあずささんの持ち歌『Mythmaker』を合わせたiM@SHUP。非常にかっこいい。

10月

  • 四月P

春香の絵を描いている過程をPV化したような作品(曲は春香の持ち歌『ステキハピネス』)。
だんだん色がついてくるのが、ステージに向かう春香をメイクさんがパタパタしてる感じで面白いw

オリジナルシステム『バイオTRPG』の卓m@sシリーズ『ラクーンシティのアイドル達』、のシステム解説回。
オリジナルゲームの動画ってルールの紹介動画になるか、それはさておき楽しく遊んでる様子を見せる動画になるかのどちらかで。本シリーズは後者で、これまで小ネタが多くて楽しいお話でしたが、ここにきてのルール解説は興味深かったです。

  • マリンカリンP、ほかたくさんの方

アイマスのニコニコサムネを作って応募する企画の結果発表動画。
応募作が100を超えたのもすごければ、本編を見てみたいものが多すぎるのも楽しい(^^)

11月

他のプレイヤーと協力して市長選挙を戦うボードゲーム『MAYOR』の卓m@s『ぼくらの七日間選挙!』。
仲間と相談しあって作戦を立てる楽しさ、最後の最後まで気の抜けない展開がいい! どうか清き一票を!

  • 半霊前P

拓海が乃々を旅行に連れだそうとあの手この手で四苦八苦、結局旅に出ない旅m@s。
こういうのもいいんじゃないでしょうか…(^^;

  • ざうさP

ロコが料理番組「ゲロゲロキッチン」に出るため、千鶴にコロッケの作り方を教わるお話。
個々のキャラの魅力と噛み合わせがよく伝わるテーマ、起承転結がハッキリしててしっかりオチて、短編のお手本かと思いました。
ざうさPは今期ミリオンの短編ノベマスをいくつかあげられてますが、どれもおすすめ。

  • スノウP、kiroronさん

伊織が美希の誕生日を祝う、という、言ってしまえばそれだけのお話なのですが。
画面演出に非常に気を使われていて、アイドルの姿がほぼまったく映らないのに見てるだけで自然に2828してくるという(^^)
スノウPは今期のデビュー作『雨と涙と』も、お話のネタ自体はたまに見かけるモチーフであるものの、演出がうまくて読む者を引きこむ力をもった期待の新人と思いました。
ちなみに挿絵のkiroronさんは、たいがいひどいネタの『アイマステガキ4コママンガ』シリーズの作者。

12月

「騙す」ことをテーマとした動画投稿イベント「ダm@s祭」の参加作となるミステリ『テレビ局アイドル殺人事件』。
春香は誕生日にPと番組出演のためテレビ局へ。765プロメンバーの用意したサプライズプレゼント、そして起きた惨劇… 「こんなんありか!w」と思いました。だまされた〜(^^;

  • ヤスミツP

もしも魔法が使えたら。そう思った志保の黒猫が誰にでも変身できるコピーロボ○トに! そんなネコとミリオンメンバーの小話集。頭からっぽにして見ていられる楽しさ(^^)

  • ふくらみP

家庭用ゲーム機用ソフト アイドルマスター最新作、絶賛!「…企画中です。」

  • 832*プロ

老若男女、いろんな人が入り混じってみんなで楽しげに踊る様子がまぶしい! こういうのでいいんですよほんと!!*3

  • 回P

アイドルたちが行きつ戻りつ「キュイキュイッ」の音に合わせてくるくる回る。PVを自分でスクラッチしてみせるVJみたいな感覚の映像で面白いw



私事になりますが、これまで担当していたプロジェクトの完了と共に異動になることは新年のご挨拶記事に書いたとおりで、…と思いきや異動になっても勤務先は変わりませんでした(^^;
この春からまた新しいプロジェクトを立ち上げることになり、忙しくなるのがわかっているので、今のうちから2015年上半期の20選記事を、と思って下書きを始めてみようとしたところ。…す、既に、選び切れない><;


…今年は何より、年初からのシンデレラのアニメがいきなりすごすぎました。


最初に「1月放映開始」と聞いた時点で年度末を考えると放映期間は1クール(3ヶ月、13回)か、短くてちょっと残念、と思いましたし、キャラの濃いメンツがあんなにたくさんいるわけですから、始まる前はてっきり一部キャラのキャラ紹介で終わるものとばかり思ってたわけです。直前に「ボイス争奪選挙」なんてものまであって、これがアニメ出演権の最後の枠なのかな、とも…
(ぼくをこの世界に引きずり込んだ)あのアニマスのスタッフが引き続き担当してくれると聞いていたので、期待と安心感はもちろんあるにはあったのですが。このコンテンツをいったいどう料理したら“いい感じ”になってくれるのか、ぼくには正直想像もつかなかったんです。


それがフタを開けてみたらなんですか。3話で泣き、5話で泣き、7話で泣き、ですよ(^^;
こんなにドラマチックな展開になるとは思ってませんでしたし、シンデレラプロジェクトメンバー以外にも目配りが効いてて、新しく声がつくアイドルまでいて、分割とはいえ2クールあるのはほんとに嬉しかったし。
特にやっぱり、武内Pですよ。ぼくらの分身たる(?)Pの一挙一動にこれほど一喜一憂させられるとは、始まってみるまで思いもよりませんでした。3話、5話、7話でぼくがウルッときたのは全部Pのセリフや行動がきっかけですから。裏切られたというか、やられたというか、やってくれたと言うべきか。もちろんいい意味で!(^^)


あと、本放送を見た後は、gouzouPのブロマガの更新が楽しみで仕方ないんです。→そんなことよりアイマスの話をしようぜ - ブロマガ
こういう書きものには書く者の人柄、あるいは心、魂というか、本性とまで言ってしまってよいかはわかりませんが。そういったものがよく反映されるものなんだなあ、ということを改めて思い知らされた気がします。
悪口雑言を書く人は、そういう人なんだなと思いますし。gouzouPのように、こんなに優しくて繊細で、でも大らかで温かくて、読んでいて励まされる文章の書ける人は、そういう人なんだなと思いますし。
アニメスタッフにもgouzouPにも、感謝の念が尽きません。…なんかほんとに、アイマスファンでよかったな、と。


今年はアイマス10周年という節目の年。
シンデレラのアニメの放映が始まり、sideMがようやく本格始動し、何よりついにドーム公演の実現、と、期待もあれば不安も(^^; ありはしますが、ドキドキ、ワクワクしながら、今後の展開を見守っていきたいと思います。

*1:疾走感Pは今回MMDでなくBlenderを使用されたらしいのでMMDm@sterに含めてよいかは微妙ですが、3DCG作品ということでまとめさせていただきました。
ムムムPもMMDでなくBlenderだったかもしれませんが、本作投稿後しばらくしてから(ホメ春香)引退宣言、動画も削除されてしまったのが残念…

*2:sideMが本格始動したこともあって、2015年もMMDm@sterは活況のようです。
これは別の記事に書いた気がしますが、MMDは現在むしろ女性Pのほうが多いと思われる分野であり、モチーフはAPヘタリアを中心として洋楽PVかと見まごうほどセンスのいいMMD-PVが活発に製作されています。なので、sideMが本格的に展開され始めれば「女性Pが増える→ニコマスにsideMのMMD-PVが増える」となっていくのは、sideMが発表された当初に想定したとおりの事態でした。
ニコマスには現在でも活動されている古参女性PでMMDモデラーとして有名な狡猾全裸富竹Pがいるので、この方を中心にMMDm@sterがフル回転を始めていくものと思われます。MMDファンとして、また以前からジュピターを推している一アイマスファンとしても今後が非常に楽しみです(^^)

*3:主コメによればこれが最後の動画とのこと。寂しい限りです…