2012年上半期ボカロお気に入り曲集(1)

この動画をひと目見てから、いつかやりたいと思ってました。



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ああ、わかる。「なんだろこれ」から始まって、だんだんと慣れ・親しんでいく様子が、昔の自分を見ているようで懐かしく、またあたたかさにあふれた良動画と思います。


<「私がボカロにハマった」きっかけ>を描いた動画ですので、感化されて自分のきっかけとなった曲を「○○から」とたくさんの視聴者が書き込んだのもよくわかります。残念だったのは、それに対していわゆる「新参古参論争」が始まっちゃったことなんですよね…。価値あるものを何も生み出さない不毛な言い争いでしかないので、この種の議論がぼくは嫌いです。それに、あれといっしょですよね。「いまどきの若いもんは…」というお定まりの。
それで、ぼくは思いました。ぼくが最初に「これいいな」と思った曲は『celluloid』か『ハジメテノオト』あたりだったと思うので、リスナーとして最古参の部類に入ると思いますが*1、そんなぼくが「いまどきの」おすすめ曲を紹介してみたらどうだろうか。
というわけで、ニコマス20選といっしょに、下書き記事機能を使って密かに書き進めていたのがこの記事なのです。


ニコマスにあやかって20選にしようと思ったのですが、こちらはどうしても絞りきれず…。まず特定の観点に絞ってとりあげた「部門」別の20選。次に、それを除いた中で「総合」20選をやることにしました。10作品ずつ全4回に分けてお送りします。

「もっと評価されるべき」部門

まずはこちらの部門から。
ニコニコでは再生数10万超えでその動画は「殿堂入り」、100万を超えると「伝説入り」と呼ばれます。その流れで1万を評価されている曲の目安と考え、この記事を書いた時点で1万再生に達していないものから10作品選んでみました。もっと評価されてほしいので、再生数の少ない順に並べています。コメントはリストの最後にまとめて。

  • サイト


  • 曲者P


  • 逆光P


  • いつきおと(作詞)、零ぼーん(作曲)


  • あわあわ


  • 軟弱P


  • フルーツ(笑)P


  • あつぞうくん


  • 一億円P


  • yusukeP


「サボテンと熱気球」「憂鬱とアイスクリーム」「chocolat」「眼鏡少女の涙」と、かわいい系の曲には良曲も多かったりするんですが、埋もれやすい。chocolatはバレンタインデーをモチーフにした曲で、手作りチョコを渡そうと初めてのおかし作りに悪戦苦闘するミクの様子が歌われていますが、間奏で聞こえる「あ〜あ…」があまりに心がこもっていてつい吹き出してしまいました(^^) 耳に残るといえば「ハートaddiction」の「はぁ」もそうですね。
「君がいること」は懐かしさを覚えるメロディがやさしい感動系バラード。
「walk」「Melting Glacier」はとても爽やかな曲。この系統は人気が出やすいんですが、似た曲が多いのでこのように埋もれてしまうことも。
「Diary」はかっこいい系で定評のあるLilyには珍しい切ない系バラード。サビに声を張り上げてのロングトーンがあるんですが、鳥肌が立ってしまいました。
銀河鉄道365」はモチーフも曲調も絵も、すべてが宇宙(スペース)を感じさせる曲。


というところで次回につづく前にいったん息抜き。この時期になると見返さずにはいられないこちらの曲をどうぞ。



40mPの作品はやさしい曲調の良曲が多いんですが、この作品は「ニコニコだからこそ」の名曲ではないかと。流れるねがいごとを目にしていると、胸の奥がちょっとだけあったかくなってきたりしませんか?

*1:しかしたった5年ぽっちで「古参」もないもんだと思いますが(^^;