スマホで英語の勉強(1)

持っていたケータイの調子が悪くなりだしたのが、買ってちょうど4年が経った今年の4月。
おサイフケータイEdyを使って毎日昼食をとっているのですが、このおサイフケータイがウンともスンとも反応しなくなりました。


ケータイはほぼ「持ってるだけ」に近いごくライトなユーザーで、主な使い道はおサイフケータイであり、これが使えないのは自分的にはかなり痛かったのですが…。古いケータイでもあり、直すよりは買い替えかな、と思っていた今日この頃。
8月あたりから、ボタンを押しても反応しない、という現象がたまに起きていたのですが、これが9月に入って頻発するようになり。そろそろ買い替えたほうがいいかな、どうしようかな…と、情報収集をし始めたところ、ソフトバンクのポイントの有効期限が毎年9月末とのことで、今年の9月で千円分だか二千円分だかのポイントが失効してしまうことを知り、これは何としても9月中に、と心に決めました。
どうせ積極利用しないことは明らかなので、別にガラケーでもよかったんですが。次の機種変はこれまでの周期からいって確実に4年後であり、その頃には周りはみんなスマホだろうな、と。この先ガラケーの未来も明るくないしな。使い方しだいで値段も変わらんし。そんな理由で、ぼくはスマホに乗り換えることにしたのです。
特に変える理由がないので、キャリアはそのままソフトバンクiPhoneAndroidかということで、よりオープンなAndroidに。おサイフケータイだけは絶対必須なので、SHARP以外に選択肢は無し。大して使わないことは明らかだったので、型落ちの安い機種でよし。そんな自分のニーズからして、今のこの時期、003SHにすることははじめから決まり切っていました。


ソフトバンクショップに行って、受付のおねえさんと話をしたんですが。「ネットは基本的に使わない」「なるべく通信を発生させたくない」「パケット代は定額でなくていい」と言うぼくに、「なぜスマホ?」とでも言いたげな怪訝な表情。これはほかの人にも言われました。
スマホが世に出てきた当初ならそれはそうだったかもしれませんけど。ケータイでネットをやらない人だって(自分ですが)、スマホガラケーを比べて、値段が変わらないなら*1わざわざガラケーを選ぶ理由はありません。いまや、それを選ぶのに理由を必要とするのは、むしろガラケーのほうなのです。


と、いうわけで。溜まったポイントや何かの保険?がついて安くなり、1万円クレジット一括払いで003SHを手に入れました。
買ってすぐにAndroidの「メジャーアップデート」とのことで、2.2→2.3にバージョンアップしたんですが、その際にソフトウェアアップデートを繰り返したのでパケットし放題Sの上限に到達。どうせこれ以上パケット代がかからないなら、この一月のあいだにひととおりアプリを落としておこう、と思い、2ch「神アプリ」スレのまとめサイトなどを参考にやりもしないゲームアプリ含めて手当たり次第ダウンロードしはじめたのですが…


ここで出会ってしまったのです。
TOEICの運営団体ETS提供の無料アプリ、「ENGLISH UPGRADER」に。


ぼくの英語力は「読む」だけならなんとか、というレベルなのですが*2、「書く」「聞く」「話す」はほんとにきれいさっぱり。学生時代の話をしますと、英語の授業はTOEFLの成績でクラス分けされたんですが、先生は外国人で日本語が通じず、TOEFLで同点とはいっても「話せるか、話せないか」の差は歴然としたものであり。ぼくは英語については確実に「落ちこぼれ」ていて、あんなふうに劣等感を覚えたことは後にも先にもほとんどない経験でした。
そんなこともあり、ぼくは「英語(というか英会話)ができるようになりたい」という思いをずっと抱いてたんですが、怠け心が邪魔をして、これまでやったことと言えば、はてブで話題になった英語勉強法の記事を自分もブクマしてみるだけ、という体たらく(^^;


しかし。このアプリは、そんなぼくのこれまでを変えてくれそうに思いました。
これはTOEICの公式サイトでやっているポッドキャストによる無料教材を、Androidにインストールしてそのまま聞くだけ、という、言ってしまえばそれだけのものなのですが。この、一度落とせばいつでもどこでも聞ける、というのが重要なのです。本家はこちら。

だいたい、家で勉強しようと思うから、「他のもっと有意義な(?)ことに時間を使いたい」という余計な邪念が働いて、うまくいかなくなるんですよね。その逆に、「他のことに時間を使えないようなシチュエーションを、英語の勉強に割り当てればいい」。たとえば会社の通勤時。電車の中ではぼくは本を読んでいるか、席が空いていれば座って寝てしまうのでダメですが、家から最寄りの駅までと、会社の最寄駅から会社までは片道30分、往復1時間もテクテク歩いているだけなので、この時間は確実に活用可能です。
ムダを省くのが半ば趣味と化している自分には、これはとても好都合でした。「英語を勉強する口実ができた!」 変な話ですが、ぼくはそう、思ったのです。


ただ、ENGLISH UPGRADERには一シーズン12回分の話しか入っておらず、また、英語の音に慣れていない自分にはスキットの流れが少々速すぎるんですよね。
さらなる改善策が打てないものか… というところで次回につづきます。

*1:ソフトバンクの代金請求の〆日は毎月20日なので、9/21-10/20がスマホ機種変後の第一回請求対象期間だったんですが、内訳を見てビックリ。「あなた50万円分ネット使ったよね。でもパケットし放題Sだから、上限の5700円で許してやるわ」的な感じで…。ちなみに、本文にも書いたとおり今月以降はネットを自粛してますが、現時点の予定パケット代をMySoftbankで確認したところ対象期間10/21〜27で90円程度。7日で90円、と考えれば、このままいけばパケットし放題Sの下限(372円)に収まるでしょう。これほど少ないのは単にネットをしないだけでなく、設定やアプリで自動パケット通信を抑えているためですが、ぼくの使い方の場合は定額よりSのほうが絶対得だし、スマホを使っていてもガラケーと月額使用料は変わらないか、今ちょっと手元で計算してみた限り、むしろ安くなっているようでした。

*2:「Magic:the Gathering」という有名なカードゲームがありますが、オリジンアワードをとったという話を聞いて(もちろん当時は日本語版は出てないので)専門店で輸入していたのを取寄せ、何十ページもある英語のマニュアルを読んでプレイしましたし、イチローファンなものですから、一時期マリナーズの公式サイトでイチロー記事を追いかけたりしてました。いまでも仕事の都合で英語のマニュアルしかないものを読むことがありますが、読むぶんには読めます。それ以外が悲しくなるほどできないだけなんです…