書き忘れてたので付け足しますが、丸文字系の字は男にも書く人がいます。誰とは言いませんが(^^;
しかし、筆跡について考えるのって面白いですね。『逆転裁判』に影響され、一昨年ぐらいにぼくの中で「科学警察」フィーバーが起きまして、法医学・法歯学・法医昆虫学*1・犯罪心理学・裁判心理学*2・指紋鑑定・声紋鑑定*3あたりはザッと目を通したんですけど、そう言えば「筆跡鑑定」が完全に抜けてました。これを機会にちょっとフォローしてみたいと思います。
*1:聞き慣れない人も多いと思います。昆虫学を法医学的に応用したもので、たとえば、腐乱死体についているウジの様子から死亡推定日時を割り出したりします。マディソン=リーゴフ『死体につく虫が犯人を告げる』ISBN:4794211503。
*2:「法心理学」とも呼ばれます。自白や目撃談の信憑性、あるいは心証の問題といった、裁判に関わる心理の研究分野です。浜田寿美男『自白の心理学』ISBN:400430721X、同『取調室の心理学』ISBN:4582852262。
*3:人の声には「声紋」と呼ばれる“声の指紋”があり、どんなに声をつくっても声紋は変えられないので、脅迫電話やオレオレ詐欺も録音されれば犯人が突き止められます。鈴木松美『音の犯罪捜査官』ISBN:4198601364。